ダイナミック・ケイパビリティについて
私は、来年、カリフォルニア大学バークレー校で、デイビッド・ティース教授に会う予定だ。いま、経営戦略論分野でもっとホットな話題は、彼が提唱している「ダイナミック・ケイパビリティ」という概念だ。
こういった理由で、いま彼の論文や本を読みあさっているのだが、内容的にはまだ明快な理論にまで至っていない。まだ、Viewの段階だ。
しかし、だからこそ面白いのだ。いかにして、この概念を理論的に解釈して、新しい展開を進めるのかが、勝負なのだ。私もいまあるアイディアを持っているのだが、まだ全体として公表できるまでにはなっていない。
そのうち、ダイナミック・ケイパビリティに関する私の解釈についてお話してみたいと思う。
David J. Teece: Dynamic Capabilities and Strategic Management
●最近、注目されているダイナミック・ケイパビリティの本
さて、あっというまに12月だ。12月10日『ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー』から昨年に引き続き、新・失敗の本質の第二弾が発売される。私の論文は派閥に関する内容のもので、山本七平の考えに挑戦している内容となっている。関心のあるい人はぜひ購入してほしい。
●ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビューの内容の予告
●編集長のブログ
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