派閥の力学 『ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー』について
今月号の『ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー』で、「派閥の力学」という論文を書いた。
日本陸軍の皇道派と統制派を事例にして、取引コスト理論で派閥の本質を分析した。経済学的な観点からすると、派閥は効率的な意思決定システムだ。しかし、それが存続するかどうかは、その正当性にかかっているということを論証した。
この論文については、ダイヤモンド社の編集部のブログに、私以上にうまく説明してくれているので、ぜひ以下のブログを読んでほしい。
ダイヤモンド社HBR編集部のブログ
●http://www.dhbr.net/blog/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/1975/
その他、多くの人から面白かったというご意見を、直接あるいはお手紙でもいただいた。とても感謝している。
みなさん、派閥は悪いものという常識に挑戦した面白い論文だったという点を評価していただいているようだ。こういった評価は、学者としてとてもうれしいものだ。
Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 01月号 [雑誌]
●また、この号で宣伝されている拙著『戦略学』も地味ではあるが、たくさんの方に読んでいただいているようだ。意外にたくさんの方がブログなどで紹介しているているのには驚いている。
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