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2011年12月14日 (水)

本当に名店だったのか?

 昨年、関西の三田会で講演を行った。私の大学の後輩からの依頼だった。神戸に着いたとき、彼が出迎えてくれた。講演まで時間があったので、街の中を歩こうということになった。実は、私は神戸に詳しくないのだ。学会で数回きたのだが、直接、学会会場の大学に行って帰るだけだったからである。

 

 歩いていて、少し疲れたので、私の後輩がコーヒーでも飲みましょうといった。ケーキとコーヒーの有名な店を知っているというので、そこにいった。

 

 その店の前にきたとき、良い感じだった。建物の感じが洋風で、いかにも神戸らしかった。さっそく中に入った。

 

 マックのように、カンウンターがあり、そこでまず店員にケーキセットを注文する。え・・・高級な店なのに、なぜカウンターなのか、・・・・一瞬とまどった。しかし、名店らしく、店員はメイド風のコスチュームだ。

 気をとりもどして、カウンターにあるメニューをみた。おいしそうなケーキがコーヒーとセットになっていた。値段をみた。驚いた。安いのだ。

 どのケーキも美味しそうな感じで写真でメニューに載っている。迷った。しかも、コーヒー付きときだ。後輩も「どうだ!」という感じだった。

 

 やっと決めた。お金を支払って、カウンタ-で待つ。ケーキは後で、テーブルに運ぶので、コーヒーだけを持っていってくださいといわれた。テーブルも椅子も高級そうな洋風の感じだ。

 そこで、コーヒーができるのを、カウンターで待っていた。

 待っていたら、「ガーガー・・・」という音が聞こえてきた。どこかで、聞いたことのある音だと思った。そして、その「がーがー」という音がやがて何かわかった。ときどき家族でいくファミレスのあのおなじみの音だ。

それはガストやジョディ・パスタなどにあるドリンク飲み放題のコーヒーメーカーだ。なんとその名店でしかもメイド風の店員が後ろを向いてそれでコーヒーを作っているのだ。もうこちらから丸見えだ。

 

 私は、自分の目を疑った。ほ・・本当に本当に名店なのか・・・・・

一歩、譲歩して、あの飲み放題のコーヒーメーカーでコーヒーを作ってもいい。せめてお客の見えないところで作ってほしいものだ。目の前で、がーがーやられたらたまったものでもない。

 この店をでたとき、私は後輩に「本当に名店か、あんな名店があのるか、ありゃ迷店だ」などとブツブツ文句をいい続けた。

今日もファミレスでセルフサービスの飲み放題のコーヒーを飲んだが、その度に、あの神戸の名店を思い出す。「本当に名店だったのかなあ~たしかに建物は良かったが・・・・」

不条理だ。

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

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