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2011年12月20日 (火)

橋本大阪市長について

私は大学時代からノンポリ(ノンポリティクス)だったので、それほど政治には関心がない。それでも、最近、大阪市長となった橋本市長には少し興味がある。魅力的だ。

マスコミがいろいろと取り上げているし、いろんな有名人が彼をいろいろと専門的に評価し、論評している。その政治手法はすばらしいとか、彼こそが本当の政治家だとか、日本を変えてくれる人物だとか、彼の構想はすばらしいとか・・・・・・・

とにかくいろいろとある。

最近、偶然、彼のインタビューをテレビでみた。そのとき、ふと思ったことがある。政治の専門家がいろんな評価をしているが、ノンポリの私の意見は単純だ。それは、印象といってもいい。

久しぶりに頭のいい人が政治家になったんだなあ~ということだ。いまはわからないが、昔、小学校や中学校では頭のいい子が選ばれてクラスの会長になったものだ。まさに、そういった何か懐かしい感じがした。

比較して申し訳ないが、今の防衛省大臣など、なんとなく頭が???、たぶんたくさんの書類に目を通しても十分に理解できないのでは?それに対して、橋本市長などは短時間で、いろんな書類に目を通してどんどん処理できるだろうなあ~と思ってしまう。

受験戦争が激しくなると、頭のいい人間の質が変化する。中学までは、心身っともに優秀だった人間が生徒会長になる。しかし、高校生になると、受験があるので、大抵、生徒会長にならないものだ。みな悪賢くなる。逆に、受験に有利になると思って、生徒会長になるものもいる。いずれも、本質は同じだ。名誉、名声、お金、他人の目を気にして生きる他律的な存在なのだ。

それにもかかわらず、自分の受験勉強も顧みずに生徒会長になる人物がでてきた。それが橋本市長である。そんな自律的で人間主義的なところに、私は魅力を感じる。

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

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