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2011年11月19日 (土)

放射線量測定システムに関して、文部科学省、本当にしっかりして

 福島県内の小学校などに放射線量を測定し、リアルタイムで公表するシステムを文部科学省が発注したが、そのシステムの精度が悪過ぎて、契約した会社との契約を解除し、別の会社と契約を結ぶというニュースがあった。

ニュース

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111118/t10014058371000.html

このニュースを聞いたとき、多くの人はなんてひどい会社だと、その会社に批判の目が向くかもしれない。たしかにそうだ。この大事なときに、とくに小学校など子供の健康に関わることなので、とくに腹が立つだろう。

 しかし、私はそのような会社と契約した文部科学省自体に疑問があると思う。本当にしっかりしてほしい。これだけ日本全体が放射能にピリピリしているのに、なぜそんな会社と契約したのか。これこそ、問題なのだ。

 ニュースによると、「文部科学省が調べたところ、このシステムで測定した放射線量が正しい値に比べて最大で40%ほど低い値になっていたうえ、通信に障害があり、データをリアルタイムで公表できないことが分かりました」とある。

考えられない。そんな会社はもともと技術がないのだ。いったいどんな方法で、そのような会社を選択したのか。こっちの方が問題だ。もしかしたら、これまでもそんなことがあったのではないか。どうしても、疑ってしまうのだ。裏でまたなにかあったのでは?などと疑ってしまうのだ。「今後は外部の専門家をいれて・・・」とかいっているが・・・・

とにかく福島県の子供たちの健康が心配だ。本当に、かわいそうだ。

菊澤 研宗: 「命令違反」が組織を伸ばす (光文社新書)

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