学会が終わっても
先日、北海道で経営哲学学会全国大会があった。面白かった。私は、カント哲学とドラッカーのマネジメントについての話をした。たくさん質問があったので、たぶん内容としてはおもしろかったのだろう。
学会前に、(1)依頼されていたドラッカーのマネジメントを紹介する論文原稿を完成し、(2)ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レヴューに掲載される日本陸軍に学ぶ派閥の論文原稿も完成して提出した。この論文を読むと、企業や自民党や民主党内の派閥の動きや行く末も予測できるだろう。
さらに、(3)野中先生との共同論文、「知識ベース企業の境界」の一次英文もほぼ完全した。この英文論文には、野中先生と相談してトヨタのプリウスの事例を入れた。トヨタは、プリウスを効率的に開発する際に、企業境界をあいまいにしたり、拡張したり、維持したりしているのだ。英語にすると、もっといい論文なった感じもする。
知識ベース企業の境界設定: 一橋ビジネスレビュー 59巻1号(2011年SUM.)
●http://mikke.g-search.jp/QHBR/2011/20110613/QHBR20110613HTB009.html
まったく、休むひまがない。
秋に、いまのところ、講演が6回か7回入っている。ありがたいことだ。企業や協会から声をかけていただけるということは、たぶん私の研究もそれほど非現実的なものでもないのだろう。
学会でも、すでに二つの学会の統一論題で報告を行っている。
さらに、いまは光文社新書としてドラッカーを書く予定である。すでに原稿はできているのだが、いまだやさしく、わかりやすく書けていない。いはば原稿を寝かせている状態。
とにかく、忙しい日々を送っており、ブログも書けない。いや書きたくないほどだ。
秋には、朝日カルチャーで「ドラッカーのマネジメント論」もやりますので、関心のある人はぜひ参加お願いします。まったく異なるドラッカーについて説明してみたいと思います。
●朝日カルチャー
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=133295&userflg=0
http://www.asahiculture-shonan.com/LES/list.asp?PJ=1&JCODE=0001&CACODE=00
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