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2011年8月

2011年8月31日 (水)

知っているが学びを邪魔する

「知っているが学びの心を妨げる」という記事があった。私は、この記事に大賛成だ。学べない人、伸びない人、残念な人は、大抵、本を読んだり、誰かの話しを聞いたりすると、「わかりきった内容だった」とか、「すでにもみんな知っている内容だ」とか、「実際には使えない」とかいう人が多い。何をしても感動しない人だ。何をしても鈍感な人だ。こういった人は結局伸びないのだ。

なぜか。

結局、自分が限定合理的で不完全であることの認識が薄いのだ。すでに、自分が完全なので、何も感動しないし、刺激を受けないのだ。止まっているのだ。だから努力もしないのだ。知性的な世界3が心理的世界2を制約し、この心理的世界2が物理的肉体世界1を拘束する。

残念。

これに対して、イチロー、ダルビッシュ、室伏、野中郁次郎、本当にすごい。いまだ、自分を不完全だと思っているのか、すべてに関心を示し、何でも取り入れる。すべてが、野球に結び付き、すべてがピッチングに結び付き、すべてがハンマー投げに通じ、すべてが学問に通じている。24時間すべてが、自分の専門につながる。

すごい。まさに、これぞプロフェッショナルと呼ぶに値する。

●「知っているが学びを邪魔する」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000050-zdn_mkt-ind

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

2011年8月28日 (日)

沖縄から帰宅

本日、沖縄での学会から帰宅。今回、少しだけ時間があったので、はじめてひめゆりの塔にいった。そして、地下壕にもいった。そしてわかったことがある。

まえから、沖縄にいくたびに、思ったことがある。なぜ沖縄がタイのプーケットのような観光地にならないのか?

プーケットやペナンなどにいくと、スキューバーダイビングなど・・・・いろんなツアーの宣伝で満ちている。しかし、沖縄のホテルにいくと、そんなことはない。おとなしいのだ。なぜか。

ひめゆりの塔、地下壕にいってわかった。

おそらく、沖縄の人たちは今後もさらに観光業を発展させてることは十分できるだろう。しかし、その先に必ずぶつかることがある。最後は、戦地跡を金儲けにすることができるかである。

できない。これである。

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

2011年8月21日 (日)

派閥の研究

現在、派閥の研究も進めている。山本七平によると、派閥はたとえ悪しき存在でもずっと存続してきたと主張している。

そして、その理由として、「事実の世界(派閥)」と「法・ルールの世界」が日本では相互作用せず、後者の世界が前者の世界を統制できなかったからというようなことを言っている。

しかし、実際には個々の派閥をみれば、派閥は消滅している。日本陸軍の皇道派、長州閥、海軍の薩摩閥などなど・・・。政治の世界の派閥も個別でみれば、消滅している派閥もあるよう思える。つまり、厳密にいえば派閥は永続しているわけではないのだ。

この矛盾点をどう考え、説明するのかが私の研究であり、仕事になる。この研究の成果は、DHBRで発表する予定ですので、関心のある方はぜひとも一読お願いしたいと思います。

  • 菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

    菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

  • 菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

    菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

  • 2011年8月20日 (土)

    野中先生との共同研究 第2弾

    昨日、野中先生と会った。とてもお元気そうだった。これから、スイスで講演をされ、一度日本に戻られて、それからまた米国に行かれる予定だ。まさに、世界をまたにかけておられるという感じだ。

    この多忙な野中先生との共同研究も順調に進んでいる。2本目の論文もかなり出来上がっており、何らかの形で発表する予定だ。とても、エキサイティングだ。

    前回の論文では、SECIモデルと取引コスト理論を結び付けたが、今回はSECTモデルとミドル・アップ・ダウンとエージェンシー理論を結び付ける予定だ。これらの研究の目的は、以下の通り。

    The knowledge-based management theory has been developed in various disciplinary aspects. The theory has been deepened further in philosophical direction and has been developed also as a more sophisticated knowledge creating theory or a leadership Theory. We intend to evolve, as another direction of development, the knowledge-based management theory into a theory of the firm.

    知識ベース企業の境界設定: 一橋ビジネスレビュー 59巻1号(2011年SUM.)

    知識ベース企業の境界設定: 一橋ビジネスレビュー 59巻1号(2011年SUM.)

    菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

    菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

    2011年8月15日 (月)

    野中先生の偉大さを再確認

    ここ数日、本当に忙しくてブログが書けない状態だった。実は、いま野中郁次郎先生と共同研究しているのだが、いろんな新しい現象がでてきて本当に面白い。

    論文を書いていて、参考文献として、野中先生の昔の論文を検索していると、本当に驚かされる。野中先生の偉大を改めて知ることができる。すごい。とにかくすごいのだ。

    若い時から、本当に有名な米国雑誌に論文を掲載されているのだ。ハーバード・ビジネス・レヴューはもちろん、びっくりする。ナレッジマネジメントが、突然、出てきたわけではないこともわかる。

    こんな先生といっしょうに研究ができることを本当に感謝している。

    知識ベース企業の境界設定: 一橋ビジネスレビュー 59巻1号(2011年SUM.)

    知識ベース企業の境界設定: 一橋ビジネスレビュー 59巻1号(2011年SUM.)

    菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

    菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

    2011年8月 9日 (火)

    派閥と石原莞爾の行動の解釈をめぐって

     派閥の研究をしていると、石原莞爾の満州事変のことがよくでてくる。あの行動も、派閥の陰謀で、派閥の計画どうりに、石原の関東軍への人事が決定し、派閥の計画通りに事変が起こったという説明だ。

     しかし、本当にそうだろうか。それほど、派閥の計画というものが見事に実行されるものなのか。まさに、派閥は裏の参謀本部である。

     しかし、あまりにも、ストーリーが流れすぎのように思える。石原は実行・実践人だったのだろうか。もちろん、彼は実行力はあったと思う。

     しかし、永田鉄山と同様に、実行力だけではなく、構想力もあり、責任感もあり、きわめてプライドの高い人物だったと思う。その人間が派閥の手先としてなって、人事も動き、関東軍に配属されたのだろうか?

     

     私は疑問をもっている。もう少し研究してみたい。

     

     

    2011年8月 7日 (日)

    派閥をめぐる評価の不思議

    いまいろんな研究と平行して、派閥の研究も進めている。しかし、いま、毎日100分講義を2回(200分)の集中講義(通信教育学部のスクーリング)をしていて、体力を使い果たし、なかなか研究できないで、焦っている。

    さて、派閥というと、大抵の人は悪いイメージをもっていると思う。しかし、それに対する決定的な論拠はあまりないように思う。ネットでも探しているが、派閥の決定問題点を指摘している議論は少ないように思う。

    しかも、決定的に悪い存在ならば、とっくの前に消滅しているはずだ。しかし、いまだに形や名前を変えて存在している。存在していないという人もいるが、むしろその人はコースから外れているのではと思うこともある。

    この矛盾を解くのが今回の研究である。

    菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

    菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

    2011年8月 6日 (土)

    この原監督の采配はどこかでみたことがある

    昨日の試合で、原監督が5番の阿部にバンドをさせた。この作戦、采配がセコイ、プロ野球らしくない、などなどと批判されている。私はひねくれているので、こういった批判は米国大リークを基準とした見方だと思ってしまう。(しかし、いまや日本の野球が大リーグを基準にする必要はないだろう)

    http://news.nifty.com/cs/sports/baseballdetail/fuji-zak20110805002/1.htm

    私と同じ世代の人間は、このような批判には疑問を感じるように思う。このような批判をする人は、本当に昔から巨人の試合をみてきたのかと疑ってしまう。

    この戦法は、あの長嶋監督がやった作戦だ。清原もバンドしたし、なんと原監督すらバンドしたようにも思う。これは強烈だった。賛否両論はあるが、エキサイティングだった。

    そのときも、同じ批判がでた。

    しかし、それはそれで面白かった。だから、今回の件も驚くに値しない。ましてや、阿部と清原を比べると、阿部のバンドなんて驚くに値しない。ありだ。もし松井が巨人に帰ってきて、バンドをさせられたら、清原ぐらいの驚きはあるだろう。

    菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

    菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

    いろいろといってきたが、いいたいことは今回の采配はたいした問題ではないということだ。それを取り上げる値もないように思う。

    私も歳をとったのかもしれないが・・・・

    私は、巨人にいいたいのは勝ち負けよりも、何か華のある選手を育ててほしいということは、地味な選手は巨人には似合わない。いまの巨人にないの華のある選手だ。華やかない選手だ。負けても勝っても見てみたいといった選手だ。

    2011年8月 5日 (金)

    はじめてサマースクールでの講義

    本日、日吉ではじめて通信教育学部のサマースクールで講義をした。100分を2回。これから残り5日間100分を2回行う。もちろん、日曜日も土曜日も休むことはなく、行われる。思ったよりもハードで、体がもつのか不安。とくに、声が心配。

    最近は運動不足で、相当、太ってしまった。まさに、メタボ状態だ。このハードな集中講義を利用して痩せようと思う。いい機会だ。

    学生の中には、すでに私のことを知っている人もいて、その点はありがたかった。すでに、私の本を読んでいる人たちもいてくれて、感謝している。

    しかし、私は早口なので、はじめて私の講義を聞いて、驚いたかもしれない。いまさら、私の講義スタイルは変えられないので、残り5日間でなれていただくしかない。

    2011年8月 4日 (木)

    野中先生と会うと、いつも未来が開ける

    試験の採点が終わり、息つく暇もなく、ここ数日は本当に忙しい日々を送っている。ブログも書けないし、メールもなかなか返信できないくらいだ。何人かの皆様にはご迷惑をおかけしている。

    そんなか、昨日は、久しぶりに野中郁次郎先生に会えた。そして、たくさん研究の話をした。野中先生はとても元気そうで、とても楽しい時間を持てた。だから、私自身、とても元気がでてきた。

    野中先生と会うと、いつも未来が開けてくるようで、本当に楽しい。いつも先へ先へと進んでおられる。本当に、研究が好きなんだなあ~と思う。とにかく、学ぶべきことが多い。人間的に素晴らしい先生だ。

    私の能力が追い付かずに、いつも野中先生には、ご迷惑をおかけするばかりだ。

    がんばろ!

    明日からは、通信教育の講義がはじまる。

    菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

    菊澤研宗: なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

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