専門バカへの慰め by ファイアーベント
今日は、学生に授業評価を行ってもらうために、事前にアンケート用紙を300枚印刷しに、南館の講師室に隣接する印刷部屋に行った。
そのとき、印刷をしていたのは私だけ。そして、やる気のないアルバイトの学生。クーラーが弱く部屋がいくぶん暑い。印刷をはじめたところ、目の前に扇風機があることに気付いた。扇風機は少し天井をむていた。
私は、周りをみて誰もいないので、扇風機の角度を変えて、自分に風がくるようにした。かなり、涼しくなった。
そこに、事務員が突然現れて、そして私にこういった。
「先生!この扇風機は部屋全体を涼しくするために、少し上に向けてあるです」といって、扇風機の角度を変えて、再びものと方向へもどした。
私は、戸惑った。そして、心の中でこうつぶやいた。
「お前は何のために部屋を涼しくしようとしているんだ。部屋という物理的世界を涼しくするためか。違うだろう。最終的に、部屋で印刷作業する人が作業しやすくするために、部屋を涼しくしているのだろう。そして、そのために、扇風機を回しているのだろう。そこに、作業しているのは私だけだ。その人間のために、扇風機を回しているのだろう。私より部屋が大事なのか~~~~~」
その後、その部屋をでた。部屋をでたら、今度は向こうから警備員が歩いてきた。
この通りは横4人ぐらいしか通れない。いま3人の学生が話しながら横に並んでいる。残り1名のスペースしかない。このまま歩けば、向こうからくる警備員と私はぶつかる。どうしよう。困った。
結局、教員の私が警備員に道を譲った。向こうはよけるしぐさもしなかった。
何か。不条理だ。不条理な一日だった。
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