野中郁次郎先生との共同論文が「一橋ビジネスレビュー」に掲載
本日、野中先生との共同論文「知識ベース企業の境界設定」が『一橋ビジネスレビュー』に掲載された。(以下の目次特集Ⅶの論文)
この論文は、野中先生のSECIモデルとウイリアムソンの取引コスト理論を結合して、現代企業理論の最大の問題の一つである企業の境界問題を解くものである。
●http://www.toyokeizai.net/shop/magazine/hitotsubashi/#mokuji
いま、野中先生の関心の一つとして、ナレッジマネジメントを組織理論から「効率性」に関わる企業理論あるいは企業の経済学へと展開することであり、私の関心と一致して、今回の共同論文が完成した。関心のある人は、ぜひ購読してほしい。
カリフォルニア・バークレー出身の野中先生のSECIモデルとカリフォルニア・バークレーの教授ウイリアムソンの取引コスト理論が結び付いたという点でも面白い。
さらに、いまナレッジマネジメントの企業の経済学化研究の第二弾を進めているので、期待してほしい。
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