ドラッカーの講座を慶応丸内キャンパスで
今年も4月23日から、慶応丸内キャンパスでドラッカーの講座を担当する。関心のある方はぜひ参加していただきたい。
慶応アゴラ講座 「ドラッカーに学ぶ自由な社会と企業の役割」
●http://www.sekigaku-agora.net/course/kikuzawa_kensyu.html
さて、ドラッカーのマネジメントの魅力は、たくさんある。その中でも、注目しなければならないのは、ドラッカーがはじめてコンサルタントとして仕事をしたGMでの調査とそれに対するGMの評価だ。
ドラッカーは、その調査の結果として、著書『企業とは何か』を出版した。それは売れた。そして、企業、教会、大学、軍隊さえも改革の参考にしてくれた。
しかし、この本をGMは評価しなかった。
特に、スローン社長はこの本を嫌った。スローンは、もともと自分の自叙伝など書く気はまったなかったが、ドラッカーのこの本が出版され、それがあまりにもGMと相いれないので、『GMとともに』という本を出版せざるをえなくなったとさえ、いったらしい。
こうして、ドラッカーはコンサルタントとして挫折した。
では、ドラッカーの考えのどこがGMに批判されたのか。そこに、ドラッカー・マネジメントの本質があるのだ。
このようなことについていっしょに考えてみたいと思います。
慶応アゴラ講座 「ドラッカーに学ぶ自由な社会と企業の役割」
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