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2010年12月

2010年12月29日 (水)

「仁」の総集編はよかった

 最近は、韓国ドラマにはまって、日本のドラマにはまったく関心がなかったのだが、TBSの「仁」の総集編は良かった。

 そこには、韓国ドラマの良さに共通するものがあった。ぜひこのようなドラマを量産してほしいものだ。とにかく、お笑いや濡れ場に頼るな!内容だ。内容で勝負、素手で勝負してほしい。原点にもどって、ドラマの本質に迫ってほしい。

 昨年、「仁」は同時に放映されていた「坂の上の雲」よりも視聴率が高かったのもうなずける。もちろん、今回の方の「坂の上の雲」もよかった。やはり、日露戦争は面白い。

 日露戦争は、日本人が智恵を振り絞った直接・間接的な多元的な戦いだった。

(1)陸海の物理的な攻撃作戦

(2)レーニンなどの共産主義者を扇動する作戦

(3)ルーズベルトによる調停作戦

われわれはいまこそ日露戦争での日本人の決意(日本滅亡の危機)とその戦略思考を学ぶべきだと思う。

二百三高地の戦い

http://www.youtube.com/watch?v=7YZAUe3ee2Y&feature=related

さだまさしの防人の歌が悲しい。 

2010年12月28日 (火)

批判するということ

 私の本を読んで、ああ、結局、「批判か」「批判すれば、人間は進歩するんだ」、「議論は面白いが結論はあたりまえで、簡単だなあ~」という人がいる。

 私は、こういった安易な人に警告したい。批判は簡単ではない。批判的な議論ができる人は非常に少ない。批判的な議論ができるには、自分自身もそうだが、相手もそうであるべき条件がある。

 自律的な意志をもったひとであることだ。

私の本を読んで、なんだ批判をすればいいのだと思う人は、お金につられて何でもやってしまう人と同じく他律的な人だ。そのような人には批判的な議論はできない。上司に脅されて、いうことを聞いてしまう人だ。

 批判とは、否定でも肯定でもなく、ここでまでは認められるが、これ以上は認められないということを議論することだ。

 上司が「これをやれ」と命令してきたとき、「ここまではできますが、これ以上は問題があります」といえるかどうか。

 逆に、上司の場合には、「私の考えは・・・・だが、君はこの命令にどこまで従うことができるのか聞きたい」といえるのかどうか、そして部下が全面的に不可能といった場合でも対処できるのかどうか。

 このように、批判的議論が可能になるには、暴力や脅しやお金や権威や名声とは無関係に、自らの自律的意志を行使しなければらないのだ。

 簡単なことではない。

 暴力に負け、脅しに屈し、お金に目を奪われ、上司の意見に従うことは楽なのだ。

それでも、人間として生まれたからには、批判的な議論を展開すべきだと何度も何ども語り続けているのは、批判哲学の創始者であるイマニエル・カントだ。

 批判的議論って、そんなに簡単なことですか?

 

 

私からの年末のお詫び

 若い時は本当に時間があった。ひますぎて、逆に研究がすすまないということもあった。だから、気分転換に、家内と一緒にスーパーにいって買い物もよくした。

 ところが、最近は、ありがたいことにたくさんの仕事がある。私は、なかなか断れないので、なんでも受けてしまうのだが、もう限界に近いのかもしれないと思うこともある。

 しかし、私を必要としているのだと思ってできるだけ対応しようとしているのだが、やはり限界があって、迷惑をおかけしている人もいる。申し訳ない。

 若い時、ああいったことだけは止めようと思っていた学者の態度を残念だが、やってしまう自分がいる。しかし、それは横柄な性格とか、おごりとかでは決してない。

 私が限定合理的でどうしようもないからだ。ということで、ご迷惑をおかけしている方々に、この場を借りて、お詫び申し上げたい。

 

2010年12月26日 (日)

空気を取引コスト理論で分析 DHBRでの論文

 ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レヴュー2011年1月号で掲載されている拙著「『合理的に失敗する組織』に関して、たくさんの方から評価していただき感謝しています。

アマゾン

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004DPEGXU/kikuzawakensh-22

Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2011年 01月号 [雑誌]

ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビューの編集部のブログは以下の通りです。関心のある人はぜひ読んでください。

http://dhbr.hontsuna.net/

ゼミの学生が、私の論文を読んで、「最後に自律とか、自由意志とかいったカント哲学的な議論を展開されているので、きっと読者の中に、”科学的議論をしていたのに、な~んだ、結局、最後は非合理な話しなんだ。それだったら、最初からそういえばいいのに~”といった安易な解釈をする読者がいるかもしれませんね」といってくれた。

私も、きっといるだろうと思う。こういった人は、なぜカントが「純粋理性批判」を書いたのかわからないと思う。はじめから「実践理性批判」を書けばいいのにというだろう。

これに対して、上記のハーバード・ビジネス・レビューの編集部のブログでは、この点を非常によく理解してくれているので、この編集部はレベルが高いといつも思っている。

その他たくさんの方が取り上げてくださり、感謝しています。

●http://div.at.webry.info/201012/article_1.html

http://kinniro.tea-nifty.com/system/2010/12/trpg-f4aa.html

http://d.hatena.ne.jp/gatonews/20101221/1292945520

http://isoscratch.exblog.jp/

http://hashishu.tumblr.com/post/2481221040

http://www.google.co.jp/search?q=%E5%90%88%E7%90%86%E7%9A%84%E3%81%AB%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%99%E3%82%8B%E7%B5%84%E7%B9%94&num=100&hl=ja&safe=off&prmd=ivns&source=lnms&ei=Ta4YTa-UM4SqvQO5ivGFDg&sa=X&oi=mode_link&ct=mode&ved=0CBIQ_AU&prmdo=1&&tbs=mbl:1

●http://blog.goo.ne.jp/hama_koji/e/4ffe5af662a5c5872d6a8ac1334b22a7

・・・

2010年12月23日 (木)

あっという間に2010年も終わる

 やっと休みがとれた。とにかく、まず部屋を整理したい。しかし、時間がない。

 昨日は、今年最後の学会の仕事が終わった。おとといは、慶応夕学のアゴラ講座「ドラッカー」の最終日だった。あっという間だった。とくに、今週は、三戸ゼミとのインゼミがあったために、まったく休みがとれなかった。

 その他、たくさん仕事がたまっている。しかし、少しだけ時間ができそうなので、寝不足にならずに韓国ドラマがみれるかもしれない。また、太ってしまったので、夜、ジョギングする時間がとれるかもしれない。とにかく、忙しいとストレスがたまり、運動ができずに、太ってしまう体質なのだ。

その他、やりたいことがたくさんある。

2010年12月21日 (火)

横浜国大の三戸ゼミとインゼミ

週末2日間にわたって、横浜国大の三戸ゼミとインゼミを行った。

菊澤ゼミの学生は、スタイルの異なるゼミの学生と議論できて、大変、勉強になったと思う。私も、今回は大変面白かった。

横浜国大の学生も優秀だったし、菊澤ゼミの学生も、三戸先生の魅力を感じたのではないかと思う。

しかし、菊澤ゼミの学生もかなり実力があることも分かった。いままで、うちのゼミは70点から79点の学生しかいないと思っていたが、75点から89点ぐらいの学生がいることが分かった。大変、頼もしく思った。

これから3年生は就職活動に入ると思うが、ぜひ自信をもって臨んでほしい。

老人が元気すぎる不条理な国

 私は日々不思議に思うことがある。

●黄色から赤新号に代わる瞬間、老人が横断歩道を走りぬけた。あげくのはて、サラリーマンにぶつかり、サラリーマンがよろけた。何か変?不条理な世界だ。

●よく慶応大学の東門の横断歩道で、走り抜ける年寄りを見かける。走ると、危ないんだけど~~こっちが。

●夜、疲れて帰宅するバスで、サラリーマンの顔は暗く、憔悴しきっている。大雨の夜、元気のいい老人がなぜかバスに乗り込んできた。疲れたサラリーマンは、それをみて席を譲る。しかし、老人はその席に座らず、荷物だけを置いて、立っていた。何か変?不条理な世界だ。

私は、ときどきいいたいことがある。

「若者や中年をいたわろう」

ハーバードビジネスレビューの拙稿「合理的に失敗する組織」と空気論

あまりにも忙しくて、またまたブログが更新できないでいる。

さて、ハーバード・ビジネス・レビュー2011年1月号『失敗の本質』で、私は山本七平の空気論に挑戦し、新たに取引コスト理論を用いて、空気による意思決定を分析した。

そして、この空気による意思決定が失敗の本質であることを論証した。その論文が「合理的に失敗する組織」である。

たくさんの方々がコメントを寄せてくれている(ささやいている)ので、紹介したい。

http://www.google.co.jp/search?num=100&hl=ja&safe=off&prmdo=1&q=%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%AE%E6%9C%AC%E8%B3%AA%E3%80%80%E7%A9%BA%E6%B0%97&aq=f&aqi=&oq=&gs_rfai=&tbs=mbl:1,mbl_hs:1262271600,mbl_he:1293807599

http://www.google.co.jp/search?num=100&hl=ja&safe=off&prmdo=1&tbs=mbl%3A1&q=%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%AE%E6%9C%AC%E8%B3%AA%E3%80%80%E7%A9%BA%E6%B0%97&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=

この号はすごく売れているように思える。1週間で、ほとんど書店から消えているように思う。

関心のある人は、アマゾンからどうぞ。ただし、ダイヤモンド社の販売部の方がアマゾンの紹介文で、私の論文が抜け落ちているので、感じが悪いのだが・・・・・そんなにインパクトのない論文だったのだろうか?

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004DPEGXU/kikuzawakensh-22

Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2011年 01月号 [雑誌]

2010年12月 9日 (木)

私の論文がダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レヴューに登場します。

12月10日発売のダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レヴューで、私の論文が掲載されます。

山本七平の空気論を取引コスト理論にもとづいて分析した内容となっています。空気論の現代的な解釈です。

私は「空気ははじから存在する」という全体主義的なアプローチはとりません。あくまでも、個々人が損得計算し、その計算結果として反対発言することは「損」だと合理的に判断し、沈黙した結果、「空気」が生まれるのだと思っています。頭のいい組織では、全員が損得計算し、結果が一致します。つまり、言わない方がとくだということです。このようなアプローチは方法論的個人主義です。

関心あるひとはぜひ購入して読んでみてください。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004DPEGXU/kikuzawakensh-22

Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2011年 01月号 [雑誌]

2010年12月 3日 (金)

韓国女優の個人的ランキング

最近は、とにかく忙しくて、自分でも驚くほどだ。

最近の唯一の楽しみである韓国ドラマのビデオも見れない。もちろん、ブログさえ、更新できない状態だ。しかし、これはありがたいことだ。

しかし、数日前など、少し心臓が痛いほどだった。

さて、私がどれほど韓国ドラマを見ているかを証明しよう。いまでは、私の中での韓国女優のランキング表が作れるほどだ。

1位 ソン・ユリ

2位 ユン・ウネ

3位 ハン・ヒョジュ

4位 キム・テヒ

5位 チェ・ジュウ

 こんなランキングを書けるなんて、自分でも驚いている。男優はどうなのか。あまりいい男優がいないというのが、私の勝手な考えである。

 特に、上位2名は歌手出身の俳優として時々批判されているようだが、私など逆にその多才さにすごいと感動してしまうタイプだ。

 ユーチューブで見たが、二人とも歌もうまく、さらに、ユン・ウネなどは日本語の歌がうまく、日本人として感動してしまうほどだ。また、ソン・ユリにも感動する。彼女は歌がうまいだけではなく、ピアノもうまい。ショパンの曲も弾いていた。

冬休みにはじっくり、韓国ドラマをみたいものだ。楽しみだ。

 

『企業の不条理』の7章の講義

 昨日は、『企業の不条理』第7章を日大で講義した。この章も意外に面白い内容となっている。ファイナンスとコーポレート・ガバナンスに関する内容のもので、なぜ今日日本企業の自己資本比率が増加しているのか。そして、この状態がどのような不条理な状態になっているのかが明らかにされている。まさに、伝統的な財務分析へのエージェンシー理論からの挑戦的な内容となっている。関心のある人はぜひ読んでほしい。

●『企業の不条理』アマゾン

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4502680206/kikuzawakensh-22

企業の不条理

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