『企業の不条理』がアマゾンで予約可能になりました。
菊澤研宗編著『企業の不条理』中央経済社が、アマゾンで予約可能になりました。
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本書では、多様な業界の不条理、企業内の不条理、コーポレート・ガバナンスをめぐる条理を分析しています。しかも、新制度派経済学(取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論+プロスペクト理論)にもとづいて分析しています。
拙著『組織の不条理』、『戦略の不条理』の続編といってもいいでしょう。関心のある方はぜひ一読お願いします。
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不条理とは?
「しばしば、われわれは常識では考えられないような馬鹿げた人間行動を目にすることがある。たとえば、時間が経てばすぐに発覚してしまう不正行為、ほとんど儲かる見込みのないビジネスへの投資、だれも購入しそうにない製品開発へのこだわりなど。
このような行動は、一般に人間の無知さや非合理さによって起こるものと思われている。たしかに、人間の無知と非合理性が生み出す馬鹿げた行動もあるだろう。しかし、人間はこの道を進めば何が起こるのかを十分理解していてもあえて進んでいくこともある。
本書が対象とする「不条理」とは、個々人が合理的に行動しているのだが、全体としては非効率的になってしまったり、不正であったりして失敗してしまう現象[i]のことである。大雑把にいうと、この本では「人間が合理的に失敗すること」あるいは「組織が合理的に失敗すること」を不条理と呼びたい。」
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