慶応MCCでドラッカー講座はじまる
慶応MCCでドラッカー講座がはじまった。この講座では、商売上手なドラッカーではなく、自由と平等、権威の正当性にこだわるヨーロッパの知識人の末裔としてドラッカーを講義する。
●慶大丸内キャンパス「ドラッカー再発見」 菊澤
http://www.sekigaku-agora.net/course/kikuzawa_kensyu2010.html
参加メンバーはみなさんユニークである。知識人であり、管理者であり、経営者であり、とにかく多様な方々に参加していただいた。
第1回目から、たくさんの議論が飛び出てきた。個人的には、大変面白かった。また、私自身も勉強になった。第2回目以降も楽しみだ。
この講座では、巷にあふれた民間人のドラッカー解釈ではなく、学者が分析するドラッカー論、プロとしてのドラッカー論を紹介したいと思っている。だから、これは学者としての私からの挑戦状でもある。
しかし、こんなドラッカー論を展開しても、本は売れないだろうなあ~。
みんなが好きなのは、実はドラッカーそれ自体ではなく、「ドラッカー流」とか、「ドラッカー的」とか、「ドラッカー式」とか、いった怪しげなものなのかもしれない。残念!
« 野中郁次郎先生にお会いして元気がでた | トップページ | 木曜日から工学院大学・朝日カルチャーで私の講座がはじまる »
「●ドラッカー」カテゴリの記事
- すでに起こった未来(2016.07.05)
- ドラッカーの凄さ(2016.07.04)
- クリステンセンがドラッカーについて語る(2014.11.25)
- 最後に頼るのはルールか良心か(2014.08.20)
- 自由とヨーロピアン知の巨人(2014.05.27)
« 野中郁次郎先生にお会いして元気がでた | トップページ | 木曜日から工学院大学・朝日カルチャーで私の講座がはじまる »
コメント