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2010年9月22日 (水)

記憶力のいいことはときに良いこともあるし、悪い時もある。

 若い時は、毎年、学校でたくさんの試験を受ける。大抵、記憶力がいいと試験もいい点が取れる。だから、多くの人は記憶力がよければいいと思う若者は多いだろう。一度、見ればわすれない。そういった記憶力に憧れるかもしれない。

 しかし、年をとって分かったことがある。人間というのはよくできているのだ。「忘れる」ということの重要さだ。人間は「忘れる」ことによって、許せることもあるのだ。

 もし記憶力があまりにもいいと、実はその人はとても不幸なのだ。いやなことをずっと記憶しているという人生だ。しかも、それが蓄積されることになるのだ。これほど不幸なことはない。

 さて、私が言いたいのは、人間は限定合理的にあり、完全にはなれない。それゆえ、われわ人間がめざすべきは、進歩ということになる。われわれの脳が進歩すると、われわれ人間同志もより平和になると思うかもしれない。

 しかし、戦いや憎しみや争いは、実は連続的なものではなく、離散的で、1か、0か、なのだ。

 つまり、われわれが認識進歩し、相手を99%認識し、理解できても、やはり最後の1%信頼できないと、それはゼロと同じなのだ。これは、99.999999・・・・・%相手を認識し、理解しても同じだ。ゲーム論を理解している人には、分かるだろう。最後に裏切られるかもしれないのだ。

 だから、限定合理的なわれわれ人間が進歩し、徐々にいくら認識を高めても、100%相手を理解できないかうぎり、戦いや争いや妬みや憎しみは消えない可能性がある。

 では、どうすればいいのか。

 私の答えは簡単だ。「忘れる」という能力を使うことだ。暗記力の弱い私は、この能力のおかげで楽しく生きている。

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