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2010年9月29日 (水)

大変なことになっている日航

 日航は大変なことになっているようだ。以下の記事では、希望退職制度への応募があまりにも少なく、結果的に調整解雇、つまり日航は強制的な解雇に踏み切る可能性があるということだ。そして、もしそれを実行したら、労働組合が反発するらしい。

日航の記事

http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/sankei-snk20100929106/1.htm

 希望退職する従業員が少ないというのは、何を意味しているのだろうか?二つの解釈が可能である。

(1)日航には、退職したら他に努める場所がないほど劣悪な人材ばかりだということ。というのも、もし能力があれば、希望退職制度に応じてたくさんお金をもらい、しかももっといい職場に転職できるからである。これをアドバース・セレクション(逆淘汰:良い人が淘汰され、悪い人だけが残る)と呼ぶ。

(2)日航へ愛着や思いが強くて、止めれないということ。たとえ待遇が悪くても、日航マン、日航ウーマンとして働き、日航を存続させ復活させたいという信念がある従業員が多いからか。

もし(1)ならば、そんなレベルの低い従業員からなる会社はもう不要だと思う。

もし(2)ならば、日航を存続させるために、日航を残すために、労働組合は強く反対できないだろう。というのも、もし反対して阻止すれば、お金を貸している銀行団に理解してもらえず、結局、再生は難しくなるからである。それにもかかわらず、組合は反対するというのだから、(2)ではないのかもしれない。

いずれかわからないが、いずれもよろしくない。稲盛哲学はどうなったのか?アメーバ経営はどうなったのか?お手並み拝見!

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