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2010年9月26日 (日)

三井物産をはじめとする商社の英断に拍手を!

 私は、最近の不況の中、企業行動に疑問をもっていた。やっぱり企業は金儲けなのだ、と。利己的だ。

 しかし、三井物産をはじめとする日本の商社の行動には、拍手を送りたい。新卒採用を4年生の夏以降にすべきだと提案しているのだ!

●記事

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100924-00000613-san-bus_all

 最近の企業はあまりにも短期志向だ。いまは、採用は3年生の秋から始まっているのだ。

 つまらない2年間の教養課程を終えて(関係者には申しけないが)、やっと専門課程にきた学生も、3年生の4月から11月頃までしか専門の勉強ができずに、以後は就職活動に入る。そして、就職が決まると、今度は、資格をとれと命令してくる。実質2年半の大学生活だ。

 頭がいいなあと思っていた学生も、就職活動用の本を読みだすと、思考もそうのようになる。就職が終わっても、前のような頭の切れ味はもはやない。残念だ。そう思うことがある。

 企業は、大学での勉強なんて?と思っているのかもしれない。しかし、私はそれは甘いと思う。やはり、必要だと思う。

 私は、ある授業で、今日は、内定先で勉強会があるので、休ませてほしいという学生に会ったことがある。どんな勉強会をするのか?と尋ねると、HOW TOものの本を輪読するという始末だ。これこそ、無駄だ。そんな会社はなくなればいい。不要だ。

 そんな会社は長期的に人間をだめにする会社だ。私の考えでは、最後は人だ。すべて人だ。良い優秀な人間がいない組織は、永続しない。人、モノ、カネの中でも、もっとも重要なのは人なのだ。

 こうした思いもあるので、今回の三井物産をはじめとする商社の行動には驚いた。英断だと思う。拍手を送りたい。

 学生には商社を勧めたい。

 

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