ドラッカーが経営管理者に求める究極の要素とは?
ドラッカーの本を読むと、そこには経営管理者には何が必要か、いろんなことが書いてある。ドラッカーの癖は、オーストリー学派的で、「これに関する条件は3つある」とか、「これを実現する方法は4つしかない」といった形で、整理するのが非常にうまい。大抵、3が好きなようだ。
そして、それを解説し、それを会得するようにといういろんな解説書が、ドラッカーの解説本として世間に出回る。読みやすいように、二色刷りの本だったり、マンガだったり、物語風だったりして。
そして、それをビジネスマンは購入し、そしてドラッカーがいっていることを実践するのだろう。もしかしたら、それによって偶然昇進するかもしれない。また、上司に褒められるかもしれない。
しかし、私はドラッカーの本を読んで思うことは、ドラッカーが経営管理者に求めることは極めて簡単だ。それは、たぶん学べない。天性のものだ。それを表す、ドラッカーの言葉をみなさんに贈りたい。
「マネジメントについていかなる専門教育を受けていようとも、経営管理者にとって決定的に重要なものは、教育やスキルではない。それは真摯さである。」
「知識や概念の教育だけでは、経営管理者は明日の課題を果たすことができない。明日の経営管理者は、仕事ができればできるほど真摯さを求められる。」
ドラッカーに関心のある人は、慶應MCC夕学プレミアム『agora』(アゴラ)で
お会いましょう。
http://www.sekigaku-agora.net/
http://www.sekigaku-agora.net/course/kikuzawa_kensyu2010.html
« ドラッカーの辛辣な名言をみなさんに教えたい。 | トップページ | ドラッカーがいうマネジメントの適正とはこれだ »
「●ドラッカー」カテゴリの記事
- すでに起こった未来(2016.07.05)
- ドラッカーの凄さ(2016.07.04)
- クリステンセンがドラッカーについて語る(2014.11.25)
- 最後に頼るのはルールか良心か(2014.08.20)
- 自由とヨーロピアン知の巨人(2014.05.27)
« ドラッカーの辛辣な名言をみなさんに教えたい。 | トップページ | ドラッカーがいうマネジメントの適正とはこれだ »
コメント