ドラッカーの人間へのこだわりはすごい!
ドラッカーの本を読んでいると、その人間へのこだわりがすごい。
企業は製品を生み出すよりもリーダーを育成することの方がはるかに大事だといったようなことを平気で言っている。とくに、リーダーの育成に、彼はこだわっているように思える。
なぜか。彼は、企業が新しい産業社会を形成する原動力だと思っているからであり、その企業行動を決めるのが、その企業のリーダーだと思っているからだ。
また、彼は自由社会の企業の役割として完全雇用を目指せと言っている。企業の社会的責任度をテストするには、その企業が不況でもいかに雇用に力をいれているかが重要だというのだ。この点は、まさにいまの日本企業にぜひお願いしたい。
ドラッカーのこういった点に注目すると、ドラッカーが古き良き時代の日本企業に惹かれていったのは決して偶然ではないように思える。運命の糸に惹かれていったのかもしれない。
「結果がどうのこのではなく、みんなで一緒にやることが何かうれしくて何か楽しいんだ!」
ということなのかもしれない。
古き良き時代を思い出すために、お酒を飲んで、Juli London の In other words でも聞いて寝よう。若い人にとっては、エバンゲリオンの最後の歌かな?
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