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2010年7月13日 (火)

政治家と学者

 本当に忙しくて、ブログが書けなかった。まだまだ忙しいのだが・・・・

 さて、参議院選が終わった。民主党の惨敗だ。結果はほとんど分かっていた人も多いだろう。

 選挙中から、民主党では菅・枝野VS小沢の対立がマスコミで取り上げられた。報道には誤解もあるかもしれないが、私にはその戦いが学者と政治家の戦いに見えた。

 大衆に迎合せずに、理論的に、客観的に、論理的に議論を展開するのが学者だ。これに対して、たとえ非理論的であろうが、主観的であろうが、現実的な議論を展開するのが政治家だ。

 クラウゼヴィッツがいうように、戦争は力と力の勝負であり、論理的に戦いには際限がない。論理的にあるいは理論的には、行くところまで行くのだ。しかし、実際には、手前で戦いは終わるし、停戦となる。そこには政治的な力が働くというのだ。

 今回は、消費税の話しを唐突に言いだし、マニフェストも修正できると主張し、小沢氏を大衆迎合的と主張した菅氏・枝野氏は政治家ではなく、私には学者に見えた。これに対して、マニフェストの実行にこだわった小沢氏は政治家に見えた。

 やはり、選挙中は政治家は学者というよりも政治家でなければ、選挙は勝てないのだろう。選挙が終われば学者的でも良かったのに・・・・

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