ポスドク
博士を取ったが、職がないという以下の記事。
http://news.cocolog-nifty.com/cs/article/detail/blog-200905121503/1.htm
いま、博士号をもっているが、職がないという不条理が起こっているというわけだ。理科系の状況はわからないが、文科系の状況は不条理な状況とはいえないように思う。
私の推測では、ある意味で、あたりまえなのだ。能力がないからだ、といいたいときもある。
むしろ、いまは博士号のインフレ時代、博士号の出し過ぎの時代なのだ。おそらく、きちっとした論文も書けないのに、博士号を取得している学生が多いのではないだろうか?(本当のところはわからないが・・・・)基準は甘くなっていることは間違いない。
文部科学省が大学院重点政策を展開し、いつもの通り、補助金を求めて、たくさんの大学が博士課程を設置した。およそ博士などだせないようなレベルの大学でも。ロースクールと同じだ。
しかし、いったん博士課程を設置すると、今度は実績が問われる。だから、どこの大学でも無理やりに博士号をだそうとする。こうして、博士号のインフレが起こる。
今後、どうなるのだろうか?大学院の未来は暗いなあ~。
« 『戦略の不条理』と『戦略学』の関係について | トップページ | 免許の更新 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 行き着くところはゲシュタルト心理学(2021.01.19)
- 日本政府、組織の不条理(2021.01.05)
- リスクと不確実性 どちらも解けない。(2020.08.18)
- 謹賀新年 最近の本の傾向(2020.01.04)
- サガン鳥栖について(2019.02.24)
コメント