医療崩壊問題
先日、医療問題について講演する機会があった。とにかく、この医療問題は奥が深く、また錯綜しており、複雑な世界だ。問題もたくさんあり、短時間ではとても解決ができない。そして、また、問題も分かりにくい。
さらに、経済・経営分野の研究者からみると、この分野はマイナーなイメージの分野なので、多くの研究者はこの分野を研究しようとしない。こういうと、おかしな感じがするかもしれない。こんな重要な分野を、と。
しかし、研究のメインストリームを進む研究者は大抵王道を通って行くものだ。その方が後に応用も利くのだ。最初から、特定の分野に行くのは、ある意味で、最初から負けを認めた学者という印象もあるのだ。
ともかく、われわれとしては国民の医療の安全性を維持し確保するためにも、つねに医療問題に注目してゆく必要はあるだろう。しかし、勤務医、外科、緊急医療関係などの待遇に関して、大ざっぱな経済政策ではなく、きめ細やかな経営学的な政策・戦略が必要かもしれない。
しかし、このような経済・経営的に政策には必ず、政治的な反作用が起こるものだ。だから難しいのだ。
同じような分野として、教育問題がある。この問題も、医療問題と同じように深刻だ。
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