魅力的な人とは
「魅力的な人というのはどういう人ですか?」と聞かれたことがある。
難しい質問だ。美女と美男子はもちろん魅力的だ。しかし、そんなことを、私から聞きたいたわけではないだろう。そうすると、この問題は、とても難しい問題だ。
実は、学会には、前からこの先生は何か魅力ある先生だなあ~と思っていた先生がいる。結構、年配の先生だが、若い感じの先生だ。もちろん、その先生はみんなに人気があると思う。私も、その先生のことが好きだ。何か魅力があるのだ。
その魅力が何なんだろう?実は前々から思っていた。どこに魅力があるのか、なんとなく不思議に思っていた。しかし、何か言葉にできないのだ。あの「暗黙知」かと思ったりもした。
しかし、ある学会であったときにわかった。その魅力が何か。シンプルなことだ。
その先生は、偉い先生なのだが、実は何でも素直に感動してくれるのだ。そこに、魅力があるのだ。自分の立場や偉さを無視して、「今日の報告はおもしろかったね~。驚いたよ~。凄いな~。」
一緒にいても嬉しくなるのだ。あんなに偉いのに、子供のにように、どんな小さいことでも、感心してくれたり、感動してくれたり、してくれて本当に若々しいのだ。新しいことを教えてもらって感動したという感じなのだ。
なあ~んだ。簡単なことだ、と思うかもしれない。しかし、人前で、素直に感動を示すことは、実はとても難しいのだ。なぜか。私たちは自分の負けを認めたくないので、ついつい凄いことに出くわしても、強がって「たしたことはない」といってしまうのだ。
しかし、これは魅力的ではない。
素直に、天真爛漫に感動し、それを素直に表す。
私は、そんな人間が魅力的だと思う。それが彼女であれ、彼氏であれ、そんな人が本当に魅力的だと思う。
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