期末試験のはじまり
学生諸君にとっては、大変な時期がやってきた。期末試験の季節だ。われわれ教員にといっても大変なのだ。
昨日、C大学で試験を行った。すべて持ち込み可能な試験だ。
すべて持ち込み可だというと、本当にすべてを持ち込んでくる人がいるのだが、それは間違いだ。やはり、持ち込むものは、その講義の先生の教科書・参考書、そしてノート、PPT資料だろう。
一番だめなのは、他の先生の本を持ち込み、それを解答用紙に書くことだ。われわれは自分の書いた本については敏感に反応し、答案を見て、ああ~この学生は私の本を購入したんだなあ~とすぐに理解できるが、他人の書いた本については読んだこともないので、そんな本から解答を書くと、彼はあるいは彼女は講義にでていなかったなあ?と思い、採点も厳しくなるのだ。
そもそも他の先生の本を利用して問題が解けるような問題を出していないのだ。
また、すべて持ち込み可だというと、意外に用意不足の学生が増えるようにも思う。なんとかなるだろうという感じなのだろうか。分からない。
さらに、今日は、試験がはじまったとたんに、「シャープペンを貸してください」という学生がいたが、入学試験ではあるまいし、そんなものもっているわけがない。そもそも、試験に臨む心構えができていない、その時点で失格という感じだ。もちろん、答案はしっかり採点させてもらう・・・・
また、試験がはじまったとたんに、「何分たったら退室できますか?」という質問があった。お~い!もう退出することを気にしているのか!私の問題は書く量が多いぞ!そんな甘くないぞ!と心の中で叫んだ。
いずれにせよ。私の試験はすべて持ち込み可で、簡単なので、学生諸君はぜひ良い点をとってほしいものだ。
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