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2009年12月28日 (月)

日本的武士の情けか米国的レディーファーストか

 数日前、雑務で体調が悪かったが、大学にいった。私はいつも東門から入る。東門は急な長い階段を登っていくことになる。

 いつもの通り、東門前の横断歩道を渡って、東門のアーチ型の建物をくぐると、そこにおそらく40過ぎの女性が階段を登ろうとしていた。

 慶大関係者か、研究者か、わからない。後ろ姿から、とてもスタイルの良いスラットした女性で、きちんとした清楚な服を着て、さらにかなり高いハイヒールを履いている。まさに、カッコーいい女性!という感じだった。

 やはりオシャレというのは大事なあ~と自分にも言い聞かせて、私も足早に階段を上り、彼女を抜いて、とにかく研究室へと急いだ。

 階段で彼女を追い抜きながら、私の靴の音も彼女のヒールの音もリズミカルに聞こえた。ところが、彼女を抜き去って、4,5段のところで、何と彼女が階段でズッコケタような音がした。たぶん音からして転んではいないと思う。

 その時、私は瞬時に考えた。日本的武士の情けか、米国的レディーファーストか。

つまり、彼女のみっともない姿をみないで(気にしないで)、あえて何もなかったかのように、さっさと前を進んでゆく。武士の情けか。あるいは、振り向いて、大丈夫ですかと気遣う、米国的レディーファーストか。

 私は、前者を選んだのだ。女性は絶対に後者を選択しろ!というのは分かっているのだが・・・・(ところが、不思議なことにこれがニューヨークに住んでいると、後者ができるのだ)

 でも、心の中で笑ってしまった。誠に、すみません。

 さて、みなさんなら、どうしますか?

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コメント

私はそのまま通り過ぎるでしょう(笑)。
しかし、先生はハンサムなので、気遣った方がよいと思います。

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