奇妙な学者の世界
時々、学者の世界では奇妙な風景を見る。もしかしたら、実務界も同じかもしれない。
研究発表会があると、業績が何にもない人に限って、はりきってとんでもない質問をしてこきおろそうとする。優秀な人々は、そのような光景をみて「あんたに言われたくないよ」と内心思っている。「その前にやることがあるだろう」と。まったく、不思議な光景だ。
また、論文をまったく投稿したこともない人たちが、アカデミックな雑誌を牛耳ったりもする。その前に、自分で投稿して手本となる論文を書いてほしいものだと思うこともある。
結局、こういった現象は風通しの悪い組織に起こるのだ。外との相互作用がない集団や組織では、こういった現象が起こる。
まあ、世の中不条理だ。
しかし、時代は少しずつ変化している。若い学者たちも、こうならないように頑張ってほしい。といっている私もだめな学者の一人で、知らないうちにみんなの邪魔をしているのかもしれない。
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