慶応MCCでのアゴラ講座の終了
昨日で、慶応MCCのアゴラ講座が終了した。長いようで、短い期間だった。しかし、とても充実した内容だったように思える。
また、参加されたメンバーのレベルが高く、その点も良かった。みなさん、しっかりとした意識で参加されており、何かそういった組織文化が形成されていったように思えた。
お呼びしたゲストもよかった。ハイエクの中山先生はとても明快な説明でよかった。また、田口先生の中国思想もよかった。独特の雰囲気で説明された。そして、本日の由井先生の講演も博識で良かった。
多種多様の内容で、バラバラにも思えたが、なんとなくまとまっていたようにも思う。まさに、アゴラの狙い通り、哲学、歴史、思想といった教養とビジネスの接点が生まれたようにも思う。
私にとっても大変貴重な体験となった。
これで年内の仕事は、書評原稿の提出と学会の会報の発送だけとなった。来年は、北海学園大学で「NPMと新制度派経済学」というテーマで講演を行う。
さらに、来年はドラッカーについて書く予定である。ドラッカーは、学会では民間受けするような少し軽い経営t系な議論をする人とみなされ、いまの若い学者にはそれほど人気はない。これに対して、実務界では役に立つマネジメントを作った人として人気がる。
しかし、私はドラッカーはいずれも反対だと思う。
ドラッカーは、若い学者が思っている以上にアカデミックであり、実務家が思っているほど、いわゆる役に立つあるいは儲かる経営論を展開していないのだ。
ドラッカー論についてはまた別の機会に
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