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2009年11月 4日 (水)

経営学と軍事学の融合三部作

 拙著『戦略の不条理』光文社新書では、経営戦略論と軍事戦略論の融合を行っている。このような試みに関心を持っていただいた読者には、ぜひ他の拙著も購読お願いしたい。実は、以下のように三部作になっています。

(1)『戦略の不条理ーなぜ合理的行動は失敗するのか』光文社新書2009年10月16日

この本は経営戦略と欧米の軍事戦略を融合させ、新しい戦略の哲学を提案しています。孫子、クラウゼヴィッツ、リデルハート、ロンメル、ハンニバル、ナポレオンなどの戦略思想やポーターの競争戦略、資源ベース理論、ブルーオーシャン戦略、行動経済学、取引コスト理論なども理解できるように工夫しています。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334035299/kikuzawakensh-22

菊澤研宗: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書 426)

(2)『組織は合理的に失敗する』日経ビジネス人文庫2009年9月3日

この本は、9年前にダイヤモンド社から出版した『組織の不条理』の文庫版です。ここでは、2009年度ノーベル賞受賞の対象となった取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論を用いて、旧日本軍の行動を分析しています。関心のある人はぜひとも一読をお願いしたいと思います。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453219511X/kikuzawakensh-22

菊澤 研宗: 組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

菊澤 研宗: 組織の不条理―なぜ企業は日本陸軍の轍を踏みつづけるのか

(3)『命令違反が組織を伸ばす』光文社新書2007年8月14日

この本は、行動経済学、取引コスト理論、法と経済学などを用いて、日本軍の太平洋戦争での行動を分析しています。関心があれば、ぜひ一読お願いしたいと思います。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334034136/kikuzawakensh-22

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