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2009年11月 6日 (金)

カント、ヴェーバー、ポパー

 多くの哲学者や学者がカントの哲学を発展させてきた。しかし、私が考えるカント哲学の継承者は、経済社会学者であるマックス・ヴェーバーと科学哲学者カール・ライムント・ポパーだ。

 カント哲学の最大の問題は

(1)人間は他律的(因果法則に従う存在、刺激反応する存在)であるとともに

(2)人間は自律的(自らの意志を原因として行動する存在)であるとしている点である。

これらは相互に矛盾するのだ。

カントはこの矛盾を二元論的世界観に立って解決しようとした。つまり、人間は因果法則が支配する「現象界」と自由意志が存在する「物それ自体の世界」の両方の世界に住んでいるというのだ。

マック・ヴェーバーは、この同じ問題を以下のようにとらえた。

(1)人間は目的合理的であるとともに

(2)人間は価値合理的だとした。

「プロ倫」で、西欧では宗教改革から価値合理的な行動によって近代化が起こり、やがてその行動は目的合理的となり、自由なき冷たい世界が来るだろうと予言した。いかにして人間の自由を回復するかが問題だったのだ。

K・R・ポパーはこの問題を以下のような世界観の問題として捉えた。

(1)決定論の世界

(2)非決定論の世界

そして、世界はどうなっているのかに関して悩んだ。

この3人の哲学は非常に面白い。

さらに、これらの哲学と関係しているのが、ニックリッシュ、バーナード、ドラッカーだ。最近、改めて面白いなあと思うのは、ドラッカーだ。

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