拙著『組織は合理的に失敗する』と『戦略の不条理』
昨日は、大学院の研究会があった。社会人の学生が多いので、土曜日に講義を開講している。私は、はやく社会人大学院生から解放され、純粋に研究者を養成したいとは思っているのだが、まあ、これも運命とか縁とかいったものだろう。
さて、大学院生から売り場での拙著の本の動きをいくつか教えてもらった。浜松町の談という本屋では、『組織は合理的に失敗する』に関して、取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論という三つの理論を学べるという宣伝付きで販売されていたという学生がおり、店にはかなり知的な販売員がいるのではないかと推測する学生がいた。私も驚いた。
しかし、私は欲張りなので、今度は「ノーベル経済学賞を受賞したウリアムソンの取引コスト理論が学べる本」として紹介してほしいと思った。
一方、最新の『戦略の不条理』はアマゾンをみるかぎり、何か動きがにぶくて心配している。こちらも、私個人ではかなり面白い内容だと思っている。昨日、見本が私のところに届いたのだが、帯には勝間さんの推薦まで入れていただき、勝間さんには感謝している。これで、売れないと申し訳ないのだが・・・
もちろん、この本も、もれなくノーベル賞受賞者のウイリアムソンの取引コスト理論が学べるようになっています。
アマゾン
菊澤著『組織は合理的に失敗する』
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菊澤著『戦略の不条理』
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