祝!5刷 『組織の経済学入門』ウィリアムソンの取引コスト理論を知りたければ!
昨日、有斐閣から拙著『組織の経済学入門』の第5刷が送られてきた。初版は2006年10月なので、出版されて3年、いつの間にか5回も増刷したことになる。読者のみなさん、そして学生に感謝したい。
この本は、とてもわかりやいといってくれる人が多いので、とてもありがたいことだ。新制度派経済学のテキストとして、あるいは企業論の教科書として、採用してくれている人が結構いるのだ。
さて、「組織の経済学」というと、本格的な本としてはミルグラム=ロバーツの本が代表だ。しかし、あの本は意外に難しい。ある程度の大学で、しかもある程度数学的基礎が必要だ。経済学部で、数理モデルの構築に関心のある人は必須の書である。
これに対して、拙著『組織の経済学入門』は数理モデルの展開よりも、現実解明に関心をもつ人にお勧めだ。しかも、今年、ノーベル経済学賞を受賞したウィリアムソンの取引コスト理論に関してかなり体系的に説明しているテキストのひとつだと思っている。関心のある人はぜひこの本をみてほしい。
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