菊澤著『戦略の不条理』光文社新書 と『組織は合理的に失敗する』
拙著『戦略の不条理』光文社新書は、どうも売れているようだ。
最初、その売れ行きは地味な感じがしたが、今日、横浜駅の本屋に立ち寄ったところ、西口地下の有鱗堂では残り2冊になっていた。そして、そこだけ凹んでいた。早く補充してほしいものだ。
また、東口の丸善では、すでに売り切れてなくなっていた。早く補充してほしいと思った。
そして、東口の紀伊国屋でも残り3冊になっており、やはりそこだけ凹んでいた。
実は、光文社の方からもしかしたら増刷になるかもしれないとの連絡を受けている。まだ決定しているわけではないのだが、その可能性だけでも非常にうれしいものだ。
今回の本がなぜ受け入れられているのか、まったくわからない。いずれにせよ。ありがたいことだ。たくさんの人に読んでもらいたい。
今回の拙著『戦略の不条理』は、多くのビジネスマンが疑問に思っているのではないかと思われる軍事戦略論と経営戦略論の間の深い溝を埋めようとするものだ。
これまで、一方で経営戦略論の専門家は軍事戦略のことには一切ふれず、他方で軍事戦略論の専門家も経営戦略論について一切ふれることはなかった。しかし、これはあきらに奇妙な関係です。
二つの領域を統合して、よりよい戦略思想を展開しようというのが、拙著『戦略の不条理』の目的の一つです。関心のある方はぜひ一読お願いします。新しい戦略論の世界に入れると思います。
amazon 戦略の不条理
それから、9月に発売された『組織は合理的に失敗する』日経ビジネス人文庫、この本の売れ行きはよくわかりませんが、地道に動いているように思います。この本は、実は『戦略の不条理』の姉妹本で、本来の題名は『組織の不条理』です。
こちらも面白い本なので、ぜひあわせて購入していただけいると嬉しく思います。
amazon 『組織は合理的に失敗する』
« 祝!5刷 『組織の経済学入門』ウィリアムソンの取引コスト理論を知りたければ! | トップページ | 拙著『戦略の不条理』について »
「6)菊澤の著書の説明」カテゴリの記事
- 不条理シリーズ、3冊 出そろいました。(2022.12.21)
- 指導者の不条理ー黒い空気の研究(2022.11.19)
- 私の最新の本(2022.11.09)
- 翻訳書『ダイナミック・ケイパビリティの企業理論』中央経済社(2019.09.12)
- 翻訳本「D.J.ティースのダイナミック・ケイパビリティの企業理論」中央経済社から近日発売(2019.09.03)
« 祝!5刷 『組織の経済学入門』ウィリアムソンの取引コスト理論を知りたければ! | トップページ | 拙著『戦略の不条理』について »
コメント