経営哲学学会全国大会終了
昨日、京都での経営哲学学会全国大会が終了した。9月はまったく休む暇がなく、ずっとのどの調子が悪かった。あと1日休めば、のどは治るのに、という感じを何度も経験した。そして、今日までのどの調子がわるい。
しかし、経営哲学学会はおもしろかったなあ~というのが私の感想だ。役員でなければ、最初から最後までいないのだが、3日間いると、全体がわかり、それはそれでおもしろいのだ。
とくに、学会はやはり若い人を中心に活動できるといいと思った。年配となると、大抵、講演というのもはやっつけ仕事になりがちだ。多くの若い人がそれをみるとがっくりくるものだ。勉強していないと、昔、若い時に勉強したとんでもない古い話ができてたりもする。
しかし、年配といっても、ここが一流というかプロというか、やっぱり凄いという先生はいるものだ。今回、その違いがはっきりわかった。
それは、野中先生と由井先生だ。今回、お二人の先生に機関誌『経営哲学』に登場していただいた。私の編集長としての過去の経験では、年配の方に原稿をお願いすると、大抵、適当なものを書いて適当に終わらせる。中には、お願いした特集内容をまったく無視する人もいる。
しかし、お二人は違っていた。こんな小さな学会の機関誌に対して、最後の最後まで文章にこだわっていただき、その執念に何か「プロ」というから「一流」というか、何かわれわれがまなばなければならない「暗黙知」というか、そんなものを感じた。すばらしい。
こういった学者に自分もなりたいと新ためて思った。
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