立命館大とのインゼミとその後
私のゼミは、これまで一度もインゼミをしたことはなかった。やりたかったのだが、やってくれるゼミがなかったのだ。
私の性格が悪いせいか、話を持ちかけると、大抵、「なんか怖そう」とか「エグそう」とか言われて、相手の先生に断られてきた。
こうした状況であったので、今回、立命館大学の石川先生および石川ゼミの学生が非常に盛大に歓迎してくれ、しかも非常に気を使ってくれて、心から感謝している。
石川ゼミの学生は、私のゼミ員よりも私の著書をたくさん読んでくれており、それゆえ互いに同じバックグランドがあり、かなり理解しあえるところがあって、非常におもしろかった。発表を聞いても、私の本のあそこを読んだんだなあ~とすぐに分かった。
お遊びのためのインゼミになることもなく、なれあいの集まりになることもなく、みな真剣に勉強し、それを報告し、真剣に議論する。非常によかったと思う。みんな、がばって研究しているんだなあ~と思った。
やはり、機会があれば、学生には異文化交流は必要だと痛感した。われわれ教員は、学会でいつも異文化交流しているので、それほど感じないのだが、今回、インゼミというのは学生間の学会のような感じがして良かった。
さらに、今回は、われわれの他にも、大学院生や他の先生も飛び入りで参加してくれたのもよかった。さらに、石川先生の先生である仲田先生にも会えて、とても嬉しかった。
さて、学生には、少し休んでもらって8月の終わりの合宿からまたがんばってもらいたい。
私の方はまったく休めず、帰宅後は前期試験の結果を大学に提出し、組織の不条理の日経文庫版の原稿を提出し、そして昨日は朝日カルチャーの講演を終え、もうくたくただ。
しかし、光文社新書の原稿もなんとかOKのサインをいただき、少しほっとしている。10月出版を目指してがんばらなければならないと気合が入っている。また、その前に、経済同友会での講演、防衛省での講演、組織学会での講演、日本経営学会でのコメンテータ、経営哲学学会の準備で、まったく気が抜けない。
ユンケルでも飲もうかな。
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