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2009年8月17日 (月)

コーポレート・ガバナンス

 今日は、午前は日経新聞者の方にドイツのコーポレート・ガバナンスについてインタヴューを受けた。そして、午後は経営哲学学会の機関誌『経営哲学』の最新号をめぐって印刷会社の方と話をした。あっという間に、一日が終わった。

 さて、私自身、最近、コーポレート・ガバナンス研究から少し距離を置いていたが、いろんな方から質問を受けるようになったので、新ためてコーポレート・ガバナンスについて関心を持たざるを得ない状況にある。

 最近のいろんな本を読むと、日米独のコーポレート・ガバナンス状況はかなり変化しているように思える。

 米国のコーポレート・ガバナンスは、株主利益や利害関係者の利益を守るために基本的に効率性志向の企業統治である。ドイツのコーポレート・ガバナンスは、伝統的には資本家と労働者との間の公平性や平等を重視するものであったが、最近は米国化して株主や投資家の利益を守るために効率性も重視する企業統治への動き始めている。

 問題は、日本である。日本のコーポレート・ガバナンスはどこを向いているのか。不正をなくすためというのであれば、正当性を志向したガバナンスとなり、あるいは利害関係者の利益を守るためというのであれば、効率性を志向したガバナンスとなるだろう。

 さて、日本はどこに向かっていくのか?

 

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コメント

某大学でお世話になりました廣山です。
お久しぶりです。10年位たつでしょうか?
「東京に来ましたら、会いましょう!!」とのお約束を果たすべく、何とか遠回りをしましたが、やっと東京勤務となりました。
いきなりお電話するのもいかがなものかと思い、本ブログのコメントを通じてご連絡した次第です。
転居のお知らせに書いたと思いますが。本年8月より2年間程学生(違う意味のCGS学生ですが。)となり、上級幹部になるべく修学に励むことになりました。
そういった経緯から「組織とは?」「ガバナンスとは?」等々今一度学ばなくてはと、改めて先生のご講義を聴講できればと考え、まずは甚だ簡単ではありますが、ご挨拶までと一筆取った次第です。
                                    廣山拝

廣山君へ
菊澤です。
コメントありがとう。

いまは、異常に忙しくて、ブログも書けない状況です。東京にきていることは、ハガキで知っていました。

某大学で教えたのはそうとう昔なので、私が忘れているのでは?と思っているかもしれませんが、そんなことはありません。

卒論指導した学生は忘れることはまずありませんね。
ということで、機会があれば、大学に遊びにきてください。

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