そんなに簡単に山登りは
今日から、中央大学で、今年度の非常勤講師の講義が始まった。今年は、どの授業もパワーポイントを使用しようとはりきっている。問題は、資料をどういった形で学生に配布するかだ。
中央大学の場合、学生が資料をダウンロードするようなサイトがあり、そこに張り付ければいいということで、事前に事務に電話をいれ、今日は1時間も早く、多摩の山の大学に行って、そのやり方をおそわろと思った。
昨日、電話で事務の人から、ITセンターに行ってくださいといわれていたので、そこにいった。
「センター」というには、あまりにしょぼかった。いやな予感がした。
「講義でパワーポイントを使いたいのですが、そのスライドをPDFで貼り付けて学生にダウンロードさせたいのですが・・・・」
わずかなITセンターの職員がみなこちらをチラリをみた。そして、職員がひとり近づいてきて、私にひとこと。
「今日は、担当者が休んでいるで、対応できないのですが・・・」
ITセンターなんだから、そこにいるだれかできるだろう、と内心思った。
「なんとかなりませんか」とくいさがった。
しかし、次の瞬間、職員の人に信じられない一言をいわれた。
「明日、きてくれますか。明日、担当者がきますんで・・」
こらあー、こっちは非常勤講師で横浜から2時間もかけて、この山奥にある大学にきてるんだ。往復4時間だ。4時間かかってんだ。ひまをもてあましている老人のハイキングじゃあるまいし、そんなに簡単に、こんな山奥にこれないんだ。おたくは、どこに住んでるんだ。中央大学は名前は中央だが、中央にはないんだぞー、ここは東京の果ての果てだあー・・・・・・・・・そんなに簡単にこれないだ・・・・と心の中で、ついつい叫んでしまった。
いやーまいりました、明日きてくれか~、いやもしかしたら、横浜の方が田舎なのかもしれない。そういえば、横浜よりも国立市の方が都会だといっている人もいたなあ~行動経済学的にいえば、レファレンス・ポイントが大きくちがうんだろうなあ。
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