経営哲学学会関東部会
昨日の経営哲学学会は大成功だった。私が学会の会長になって初めて企画された部会であった。それだけに、いい部会にしたかった。しかし、私以上にすばらしい大会にしたいと願っていたのは、渡部部会長だった。そして、その願い通りになった。
二人で一番心配していたのは、報告者はすばらしいが、どれだけの人々が参加してくれるかだった。30名は確実だと計算していたが、実際には、嬉しいことにその2倍の60名ぐらい集まったのだ。嬉しくなるとともに、驚いた。
やはり、一流の学者が報告者だと、たくさん人が来てくれるのだなあと思った。また、慶応大学三田校舎という立地もよかったのだろう思う。
さらに、フロアーからたくさんの鋭い質問もでて良かった。久しぶりに、あの先生は頭がいいなと感心した先生もいた。質問を通して、頭の良さを競うのも面白い。
しかも、今回は時間がたくさんあって、本当に疲れるまで議論できたのが良かった。これでもか、これでもかというくらいに議論できた。面白い。
また、社会人や学生もたくさん来てくれてよかった。内容よりも、学者の口うるさやしつこさを理解していただければいい。それが学者の役割だ。企業人は正しいとおもっても、ひとつの会社に所属しているために、言えないことがたくさんある。それを平気でいえるのが学者なのだ。
今後も、このような学会をぜひ続けて行きたい。今回の学会は、まさに政治にまみれた学会、形式だけの学会を完全に超えた学会だったと思う。まさに、学会の原点にもどることができた。
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