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2009年1月 9日 (金)

2009年度菊澤ゼミについて(関心のある2年生へ)

今回で4期目です。3期生が優秀な学生が集まったので、4期生にも期待しています。ゼミ員に聞くと、やはりゼミナールといのは、日吉の一般教養中心の授業と違って面白いそうです。  

 もちろん、私も慶大商学部出身なので、日吉での状況がどんなものなのか、大体、推測できます。もちろん、基本は大事ですが、やはり、慶大に入学して一番意義があり、おもしろいのは専門のゼミです。ゼミを経験しない学生は慶大商学部に入学して損をすると思います。  

 菊澤ゼミは、遊びを中心とするような同好会的なゼミではありません。私は、社会にでても、東大、一橋大、早稲田大出身者と十分張り合える知識や考え方をみなさんに学んでもらいたいと思っています。そのために、私自身も、東大、一橋、早稲田の先生に負けないような研究をしなければならないと思って、いつもガンバテいます。(成果がでているかどうかわかりませんが・・・)

 しかし、ゼミというのは、私と学生との関係だけではありません。同期の仲間も面白いのです。さらに、1年上の先輩との関係も面白いのです。いろんな人間がいます。しかし、みんな比較的優秀です。社会に出て、これだけ優秀な人間が同じ時間で同じ場所にいる機会は少ないかもしれませんね。共同研究をしたり、スポーツをしたり、一緒に酒を飲んだりして、楽しい時間を共有してもらいたいですね。一番楽しい時ですね。

 ゼミ試験は、大体、昨年と同じ方式で行います。

★入ゼミのプロセス

(0)選考仮登録票提出

(1)選考願書提出+レポート提出

(2)選考・入ゼミ面接試験

★募集人数 12名程度(少なくても、できれば1次で終わらせたいと思っています。)(良い学生が多くくれば、15人でも20人でも全員合格にします)

★入ゼミ試験は、以下のように考えています。

(1) レポート(読書感想文1本 A4紙 枚数は自由です) 「組織の経済学」、「新制度派経済学」、「契約理論」に関連する本・論文あるいは私(菊澤)の著書・論文(どれでも)あるいは「経営戦略」「経営組織論」に関する本・論文に関して何か1冊あるいは論文1本について、A4用紙に書く。

  対象図書・論文は、日本語でも英語でも、本でも論文でも構いません。新制度派経済学や組織の経済学、経営戦略論、経営組織論に関連する文献であれば、何でも結構です。できれば、私の著書や論文などの感想文を書いてくれるとうれしいのですが、とくに強制はしません。とにかく、本1冊か、論文1本について感想文を書いてください。 組織の経済学や新制度派経済学の文献(本、論文)の例としては、私のHPやブログ内に紹介しているあるいは貼り付けてある文献を参考にしてください。

(★★★追加:同じことが私のブログや菊澤ゼミのHPにも書いてあります。)

★提出レポートについての注

★ 提出していただくレポートはどれだけ「組織の経済学」「新制度派経済学」「経営学」「経営戦略論」について知っているか、という知識量に関する試験ではありません。 私は、傲慢な人間なので、「私の専門である「組織の経済学」「新制度派経済学」などは、ゼミに入ってから私が徹底的に教えます」という感覚でゼミを展開しています。

事前に、たくさん知識を蓄積しておいてほしいなどのセコイことは、まったく考えていません。 レポートを通して、うまくいえないのですが、みなさんのもっている「何か」を見てみたいというが本当のところです。それは、もちろん、この学生は論文をかけるのかなという点であったり、学問・研究への真摯な気持ち、読み込みの深さ、知識に対する無知な傲慢さ、何か良いプライドの高さ、文章整理の仕方のセンスなどいろいろです。 言い方を変えると、「このレポートを読んだら、私を落とす合理的な理由はないですよね」と思わせるようなあるいは説得してくれるようなものであれば、最高ですね。

●●一生懸命に書いていることが伝わるようなレポートをみて、落とそうと思う人はいませんので、ナーバスになる必要はありません。逆に、手抜きのレポートはすぐに見抜きますので、避けてください。 (2) 面接現3年生とともに面接を行います。

●ゼミ中心に活動できるかどうか。

●組織人として行動できるかどうか。 その点を見極めたいと思っています。

以下の学生は難しいと思います。

×:ゼミを同好会だと思っている人

×:アルバイトで忙しい人

×:体育会で練習・試合で忙しい人

×:自分の趣味に忙しい人

×:就職の手段としてゼミを考える人

★★私の個人的な好み★ Eメールなど、すばやく連絡や論文添削のやりとりがメールできる人を好みます。連絡のつきにくい人や連絡反応の遅い人は、あまり好みません。(私も日々時間と戦っていますので、どうかこの点、お願いします。)

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