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2009年1月16日 (金)

試験と教科書とコピー

 また試験の季節がやってきた。授業に出ていなかった学生はいまが大変だ。大量にコピーしたり、本を買ったり、もらったりするのだろう。

 私の試験に関しては、コピーをするよりも、教科書を購入してくれた方がいい。コピーは紙資源の無駄使いだ。それよりは、教科書をもって、のぞんでくれた方が環境にやさしいのだ。

 しかも、私は教科書に書いてあることを講義でも説明している。じゃあ、講義にでなくてもいいことになるのでは?確かに、そこで、私の仕事はこうなるのだ。

 「やはり、本だけではなく、講義を聞いて初めてわかったことがある、やはり講義を聞いてよかった」と言ってもらいたいものだ。

 中大のアカウンティングスクールで社会人に教えていたときいは、何度かこう言われたが、一般の学生には言われたことがない。やはり、本だけでいいのかなあ~

残念。

 

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コメント

はじめまして。慶應大学の菊澤先生の授業の履修者の内の一人です。ブログ内容が面白かったので、思わずコメントしてしまいました。
先生のテキスト(著書)は内容がわかりやすく書かれているため、それだけでも十分だと強く感じ、そのため講義の必要性をあまり感じないのかもしれません。しかし、授業では同じ内容でも、テキストで書かれている視点とは別視点で講義が展開されているため、講義で内容が理解できるというよりも、講義によって「新たな発見」ができるという印象を強く受けます。
たとえば、理論の裏側にある日独米の組織の特徴・背景に関して、テキストではあまり強く書かれていないor記述がないので、講義でこの点に関する話を聞いたときはとても興味深かったです。

長々とコメント、失礼しました。

菊澤です。

コメントをしてくれてありがとう。
ここ数日、体調が悪くて、寝込んでおりましたが、このコメントを読んで、元気がでました。感謝しております。君のような学生が増えるように、さらに努力したいと思います。試験、がんばってください。


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