慶応大学菊澤ゼミナールHP

私の趣味

新制度派経済学と限定合理アプローチの本

経営哲学学会HP

« 日本経営学会で気づいたこと | トップページ | 拙著『戦略学』へのコメントNO2 »

2008年9月11日 (木)

方法論の意味

 今回の経営哲学学会では、方法論的議論が展開された。面白かった。

 しかし、なぜ方法論が必要なのか。多くの人たちが意外にわかっていないように思う。解釈学、プラグマティズム、批判的合理主義、論理実証主義・・・・

 いずれの方法論も、自分たちの主張の正当性を守るものなのだ。だから、方法論をしっかり勉強していないと、社会人(企業人)に対して、自分の主張もはっきりいえないのだ。

 企業人に対して、「あなたたちは無借金経営がいいと思っているが、決してそうではない。借金は必ずしも悪くわない」といえるのかどうか。

 このような考えは、理論的に正しいのか。ではなぜ理論的に正しいことが良いのか。こういった問いに答えることができるのが方法論なのだ。

« 日本経営学会で気づいたこと | トップページ | 拙著『戦略学』へのコメントNO2 »

11)ポパーとカントの哲学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 方法論の意味:

« 日本経営学会で気づいたこと | トップページ | 拙著『戦略学』へのコメントNO2 »

2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31