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2008年9月21日 (日)

タバコをやめる方法

 最近、ダイエットの方法が注目されている。私も何とか痩せたいと思っているので、関心がある。血圧が高いのだ。

 同じように、タバコをやめる方法も昔から注目されている。タバコについては、何とかやめることができた。こちらも大変だ。

 私は、ヘビースモーカーだった。学生時代は、タバコのヤニで部屋が汚れていた。しかし、なんとなく、時代が禁煙ブームに移行することに気づいて、試しにタバコをやめてみた。このとき、簡単にやめることができた。

 しかし、タバコをやめると、よく言われてるように、何でもおいしくなり、太り始めた。そこで、再びタバコを始めた。しかし、今度は、ヤセルことなく、タバコも止められなくなった。最悪の事態だ。

 さて、30代になり、結婚し、ニューヨーク大学スターン経営大学院に留学することになった。当時、米国は禁煙ブームだったが、依然として喫煙者にとっては不便ではなかった。禁煙ブームといってもどこでも喫煙場所はあった。当時、私は、キャメルというらくだの絵のタバコを吸っていた。

 しかし、ニューヨークで子供が生まれてからは、さすがにタバコは吸えなくなった。赤ちゃんは、空気に敏感で、住んでいたマンハッタンのマンションの空気が悪いせいか、せきこむのだ。そこで、小さな空気清浄機を購入したら、せきこまなくなった。

 やはり、タバコを止める必要があると感じた。こうして、私がとった作戦はこうだ。

 まず、タバコがやめられない、癖になるのは、タバコの煙を肺にまで入れて感じる「おいしさ」、「爽快感」、「ひっかかり」、「しびれ」なのだ。この肺の感覚を覚えると、タバコは止められないのだ。

 実は、意外にタバコの煙を肺にまで吸い込むのは難しく、初心は煙をのどで止めてしまうものだ。だから、タバコの本当のおいしさを知るのに、少し時間がかかる。つまり、煙を肺にまで送りこむのに、慣れと時間が必要なのだ。

 さて、私は初心者に戻ろうとしたのだ。つまり、タバコの煙を肺にまで吸い込むと麻薬のようにその感覚をやめられないので、初心者のように、タバコは吸うが、煙を肺にまで入れず、のどで止めるというやり方だ。

 これを数週間やっていたら、徐々にタバコの麻薬性から解放され、最終的にタバコを口に入れなくなった。

 つまり、禁煙のコツは、煙を肺にまでいれないことだ。入れると、麻薬的な効果が生まれるのだ。喉で止めることだ。

 以上が私の禁煙術だが、この方法は私だけにしか妥当しないのだろうか?わからない。

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