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2008年6月15日 (日)

本の読み方 坂の上の雲

 みなさんは、どのような本の読み方をするでしょうか。

はじめから、真面目に読む人がいるでしょう。また、作者の経歴をみてから読む人もいるでしょう。さらに、あとがきやまえがきを読んでから、読み始める人もいるでしょう。

私はいつの頃からか、本は辞書的に読んでいる。まず、自分がいま必要としているあるいはいま持っている問題を解決してくれる内容を本を辞書的にさがす。それは、ある本の一章かもしれない。そこから、問題が解けないと、全体を読むことになる場合もある。だから、あまり最初から本を読むという習慣がない。これは、邪道だが、合理的な本の読み方だ。と思う。

しかし、この方法でうまくいかなかった本がある。それが、司馬遼太郎の『坂の上の雲だ』若いとき、日露戦争のところだけを知りたくて、そこを辞書的に読もうとして失敗した。この読み方では、この本は面白くないのだ。

ところが、この本は初めから読むと本当に面白いのだ。不思議な本だ。いま文庫で何巻にもなっているが、もし読んでない人がいたら、とにかく第1巻から読んでほしい。

 映画「二百三高地」の主題歌 さだまさしの防人の歌はすばらしい。

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