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2008年3月 6日 (木)

新しい戦略論に向けて

 数日前から、少し時間が取れるようになったので、今年の研究目標について書いてみたい。

(1)2004年に『比較コーポレート・ガバナンス論』有斐閣を出版した。これは、文字通り、コーポレート・ガバナンス、企業統治に関する研究であり、経営学の分野でいうと、企業論、管理論の分野の研究だ。

(2)その後、2006年に『組織の経済学入門』有斐閣、『業界分析 組織の経済学』中央経済社を出版した。これは、「組織論の研究」だ。

(3)そして、今年は何を研究しているのかというと、「戦略論の研究」をしているのだ。実は、昨年から地道に研究を進めている。今年の目標は、まさに経営戦略論の本を出版することだ。現在も試行錯誤しながら、原稿を書いているのだが、まだすっきりしていない状態で、非常に苦しんでいる。とても、手ごわい分野だ。

 現代の経営学は、管理論、組織論、戦略論からなっているとすれば、今回が最後の領域に踏み込んでいることになるだろう。研究し、本を出版するのだから、当然、普通の戦略論の本を書いているわけではない。新しい発想を取り入れているので、関心のある人はもうしばらくお待ちいただきたい。

     現代経営学=管理論(ガバナンス)+組織論+戦略論

 この研究が終わったら、経営学の教科書でも書いて、日吉の1・2年生に経営学を教えに行きたいと思っているので、それまでは1・2年生にとって私の存在はまだまだ薄いかなあ~

 とりあえず、今年の菊澤ゼミでは、『組織の経済学入門』の本と、現在研究を進めている『戦略論』の本の未完成原稿を輪読し、経営学の真髄を学んでほしいと思っている。そして、現在の3年生は、昨年、組織論とコーポレート・ガバナンスを学んでいるので、今年、戦略論を学べば、経営学のほとんどすべてを知ることになるだろう。

 孫子、クラウゼヴィッツ、リデルハート、ロンメル、マイケル・ポーターの競争戦略、資源ベース理論、ブルーオーシャン戦略、心理学的戦略論、戦略の取引コスト理論

               今年、すべてを明らかにします。

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コメント

菊澤先生

ついに先生が戦略論の執筆を始められたとのこと、大変嬉しいお知らせでした。
私は、待ち焦がれておりました。
菊澤経営学の節目となりますね。
私も、もう少し力があれば、ゼミ生の皆さんのように先生の執筆へのお手伝いをさせていただきたい心境です。
この本が読めることを楽しみにしたいと思います。
ぜひ、哲学のフレーバーも加えていただければ嬉しいです。

sato様

菊澤です。
大変ありがたいコメント、ありがとうございます。

(1)今回の戦略論の新しさは、戦略論の前提となる実在論、世界観の新しさにありますので、基本はかなり哲学的となります。

(2)しかも、この本を読めば、既存の戦略論について学べるようにすること。

(3)そして、内容は、まだ秘密ですが、一言でいえば、「21世紀に生き残る企業は戦略のピカソになれ!」ということになると思います。

時間的にも、内容的にも、いろんな意味で、現在、この戦略論研究に苦しんでいます。

私のこれまでの経験では、苦しみの多いときほどいい作品ができるように思いますので、この苦しみの果てに・・・・

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