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2008年1月10日 (木)

何といってもフランスpart2

  冬休みは勉強もしたが、実は韓国ドラマ「冬のソナタ」にはまっていた。遅いと思う人がいるかもしれない。もちろん、NHKの番組も3分の2はみた。偶然に。

 当時、私は土曜日の夜、中央大学のアカウンティングスクールで社会人を教えており、家に帰ってテレビをつけると「冬のソナタ」が放映されていたのだ。

 今回は、ネットで完全版をみたということだ。

 さて、この「冬のソナタ」はいろんな点が評価されるだろうが、私の個人的な考えはこうだ。最近の日本のドラマは、リアリティを追求していったためか、あるいは視聴率を稼ぐためか、あまりに男女のどろどろした関係や濡れ場多く、とても子供には見せたくないようなものが多かった。(ごく最近はこの傾向も終わり、マンガのドラマ化傾向といったところかもしれない。)

 こうした状況で、まったく濡れ場のない、純愛ドラマが出現したということ、しかも中年女性にとってはペヨンジュンがとてもかっこよく、中年男性にはチェジューがとても清楚できれいにみえたということだと思う。

 たしかに、ユジン役のチェジューは美しい。ショートカットの女性で、こんな魅力的な人がいるんだなあと、感心してしまう。学生から、先生はだれのファンですかと飲み会で何回も聞かれたが、実はユジンなのだ。

 特に、以下の5分20秒あたりの場面で、死んだはずの恋人であるカンジュンサン(ペヨンジュン)を偶然街で見かける場面、木の陰からのぞく彼女の容姿が素敵だ。

http://www.youtube.com/watch?v=5rA1HCaxpaM

ストーリーもまた良くできていて、本当に素晴らしいと思った。

 しかし、ここから事態は変化していくのだが、この「冬のソナタ」で流れる音楽がまた私が学生時代に流行った曲が多いのだ。中でも、感動したのは、フランスのポップスター、ミシェル・ポルナレフの曲が多いのだ。

 このミシェル・ポルナレフがまたキザでどうしようない人なのだが、いまはとても好きだ。米国のビリー・ジョエルと比べるの歌のセンスははるかにおしゃれだ。(もちろん、ビリージョエルも好きだが)

Love me、Please Love me ファルセットがクルールだ

http://www.youtube.com/watch?v=iAbudN-C6jY&feature=related

冬のソナタの挿入歌

http://www.youtube.com/watch?v=xCGJ77d3FNA

そして、私はここらさらにフランスの映画を思い出した。「シェーブルの雨傘」だ。悲しく美しい物語だ。全編が歌からなるというミュージカル風の映画だ。そして、その音楽がまた美しく、悲しいのだ。

 ストーリーは、フランスの港町の傘屋の娘である若きカトリーヌドヌーブと若い男性ギーが恋愛に落ちるが、やがてアルジェリアの独立戦争、アルジェの戦いへギーが出征し、もどってときには、カトリーヌドヌーブは別の男性と結婚していたというストーリーである。

まずは、二人の恋愛の場面はこうだ。カトリーヌ・ドヌーブはフランス人形のように美しい。

http://www.youtube.com/watch?v=Vuq62H25qis

そして、ギーが戦争へと出征する場面、列車でのわかれ、駅の「シェーブール」の看板が悲しい。この場面がもっと素敵だといわれている。(ただ、ドヌーブが最後は振り返って帰っていくところがちょっと興ざめ、個人的にはずっと見送ってほしかった)

http://www.youtube.com/watch?v=nNwkjyDwzTE&feature=related

最後、ギーは別の女性と結婚してガソリンスタンドを経営し、そこに別の男性と結婚したドヌーブが車にガソリンを入れにやってきて、偶然、二人は出くわす場面が最高だ。ドヌーブの子供は実はギーの子供なのだ。(英語の勉強もできます)とにかく、音楽が悲しい。

http://www.youtube.com/watch?v=lLfviMasZ7U&feature=related

こうして、やはりフランスは素晴らしい。カトリーヌ・ドヌーブは素晴らしく、美しい。という結論になってしまった。フランスがんばれ、米国一辺倒ではだめだ。フランスこそが文化の推進者だのだ。

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