日本経営学会でのコメンテータ
12月15日に日本経営学会関東部会で、コメンテータをした。
今回のテーマは、公共経営に関する内容のシンポジュムで、私はこの分野での専門外ではあるが、コメンテータを行った。
1990年代から、公共経営学(行政学)は、ニュー・パブリック・マネジメントとの名前のもとに新しい展開をしているのだ。より明確により多く民間経営の手法を取り入れるという動きだ。
とくに、ニュー・パブリック・マネジメントは実は「新制度派経済学」を理論的基礎としているので、どうも私が呼ばれたようだ。
3人の先生方が報告した。1人は行政学の先生、1人は社会学系の先生、1人はドイツの先生であった。みなどちらかという日本経営学会外の人たちという感じだ。
私は、日本経営学会にそれほど関心がないのだが、このように外部の人たちで学会の発表が構成されると、なぜか、「他の分野の先生に経営学会のレベルが低いと思われてはいけない」とう気持ちになってしまうものだ。
さて、今回、司会は日本大学の桜井先生が担当されていたが、私を最初に紹介してくれたときに、私の名前を間違えて発音した。
「菊澤研宗(誤り キクザワ ケンソウ)」
(正しくは、キクザワケンシュウ)
すると、会場のどこかで「ケンソウだったんだ」という声が聞こえた。私は心の中で(ケンソウではなく、ケンシュウだぞ!!!!)と叫んだ。
私は観客席にいたので、直ぐに訂正できず、(私が「コメント」するとき、もう一度私を紹介してくれるだろう。そして、そのとき、きっともう一度間違えるだろう。そうすれば、コメントする最初でのところで、「私はケンソウではなく、ケンシュウです」といって、笑いでもとろうか)と考えた。
そして、私がコメントするときがやってきた。司会の桜井先生は以下のようにいった。
「では、コメンテータの菊澤先生、よろしくお願いします」
なんで間違えてくれないの?
« 上海での国際シンポ参加 | トップページ | 講演会 »
「4)私の最近の論文・学会・講演活動」カテゴリの記事
- 東レ経営研究所の雑誌「経営センサー」3月号に論稿が掲載(2021.03.22)
- ダイナミック・ケイパビリティ論の講演について(2021.03.22)
- 組織(労働・人事)をめぐる経済学と経営学の違い(2021.03.14)
- 日経ビジネスの連載 第4回 ダイナミック・ケイパビリティとデジタルトランスフォーメーション(2021.01.29)
- 日経ビジネスでのダイナミック・ケイパビリティ論 第2回目(2021.01.15)
« 上海での国際シンポ参加 | トップページ | 講演会 »
コメント