ノンポリな私
「ノンポリ」という言葉をご存知だろうか。この言葉で、世代がわかる。昭和30年代の初頭に生まれた連中はこの言葉をしっているはずだ。ノンポリ世代だからだ。「政治に無関心な人」のことだ。世間の事情に無関心なしらけた、そしてさめた人たちのことだ。
1960年代、昭和20年代生まれの人たちのほとんどが学生運動に関わった人たちだ。情熱的な人たちだ。そして、その後に遅れて現われた世代が「ノンポリ」だ。もう時代の決着はついていたのだ。
そして、その一人が私だ。
今日、いろんな知識人が興味深いブログを展開しているが、私のブログと決定的に違う点がある。私のブログは「ノンポリ」なのだ。もっと社会経済や企業経営について書いてほしいという人もいる。しかし、私はダメな経営学者で、まだそんなことに関心がないのだ。
私のブログは、以下のような井上揚水の「傘がない」の世界(忘れてしまって不正確だが)なのだ。ということに、つい最近気づいた。そんな私のブログを以外に多くの人たちが読んでくれていることに感謝している。
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http://www.youtube.com/watch?v=ojb6rjenlHI
都会では、自殺する若者が増えている。
今朝きた新聞の片隅に書いていた。
だけども、問題は、今日の雨、傘がない。
行かなくちゃ。
君に会いに行かなくちゃ。
君の町に行かなくちゃ。
傘がない。
冷たい雨が僕の目の中に降る。
君のこと以外は考えられなくなる。
それはいいことだろう。
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政治的に無関心はわかりますが社会経済や企業経営にも無関心なんですか。驚きです!興味は学問的真理の探究ということでしょうか?先生がノーベル経済学賞の「メカニズムデザイン」についてや、先日まで連載されてた青木昌彦氏の「私の履歴書」なんかついてもコメントしてくださればなあ、と思ってたのですが・・・。
投稿: fuji | 2007年11月 5日 (月) 午後 07時56分