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2007年11月

2007年11月27日 (火)

ラジオ日経での収録終了

 2回にわたるラジオ日経での収録が終わった。30分番組なので、1回に2本とり、最初は緊張したが、ディレクターの方が上手なので、取り直しもなく、4回分2時間とちょっとで最小時間で終えることができた。初めての体験で緊張したが、終わってみれば、面白いなあという良い印象で、終えることが出来た。

 さて、この番組は、慶応大学の通信教育の人たちを対象としているようですが、以下のような時間と内容で放送されますので、関心のある方はぜひ聞いてみてください。ディレクターの方から、リップ・サービスだとは思うが、自分に思い当たることが多く、面白かったといってもらったので、ほっとした。

 毎回、拙著『なぜ上司とは、かくも理不尽なものなのか』扶桑社新書の宣伝をし、最後の回に拙著『命令違反が組織を伸ばす』光文社新書の宣伝もしたので、販売に少し影響があればいいのですが、あまりかわらないかな?

 この放送は、短波放送で、特殊なラジオがないと聞けませんので、聴講は難しいかもしれませんね。

ラジオNIKKEI「三色旗-慶應義塾の時間-」
(毎週金曜日PM10:00-10:30)の番組

平成19年12月

ダメな上司の合理性 -組織の経済学入門-商学部教授:菊澤研宗
12月  7日 (1)ダメな上司の行動を取引コスト理論で分析する
12月 14日 (2)ダメな上司の行動をエージェンシー理論で分析する
12月 21日 (3)ダメな上司の行動を所有権理論で分析する
12月 28日

(4)ダメな上司との付き合い方(命令違反も必要)

参考書 

菊澤著『なぜ上司とは、かくも理不尽なものなのか』扶桑社新書

アマゾン

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E4%B8%8A%E5%8F%B8%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%8B%E3%81%8F%E3%82%82%E7%90%86%E4%B8%8D%E5%B0%BD%E3%81%AA%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B-%E6%89%B6%E6%A1%91%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-16-%E8%8F%8A%E6%BE%A4-%E7%A0%94%E5%AE%97/dp/4594054676/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1196142114&sr=1-2

菊澤著『命令違反が組織を伸ばす』光文社新書

アマゾン

http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%91%BD%E4%BB%A4%E9%81%95%E5%8F%8D%E3%80%8D%E3%81%8C%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E4%BC%B8%E3%81%B0%E3%81%99-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-312-%E8%8F%8A%E6%BE%A4-%E7%A0%94%E5%AE%97/dp/4334034136/ref=sr_1_1/249-4835009-9469127?ie=UTF8&s=books&qid=1188018381&sr=1-1

2007年11月10日 (土)

「命令違反が組織を伸ばす」に関する記事

 拙著『命令違反が組織を伸ばす』光文社新書の記事が、日経ベンチャーの2007年11月1日号120ページに紹介されているようなので、関心ある人はぜひ読んでみてください。

●「BOOKS  使える一冊、揺さぶられる一 4 「命令違反」が組織を伸ばす」

http://bizboard.nikkeibp.co.jp/kijiken/summary/20071108/NV0278H_1135671a.html

 もう忘れられていたかと思いましたが、まだ取り上げてくださる方がいて、感謝しています。商業界の雑誌「販売革新」の編集長の宮崎さんもそうですが、どうも私の本はプロぽい人が関心をもってくれるようですね。

 

 

2007年11月 4日 (日)

ノンポリな私

 「ノンポリ」という言葉をご存知だろうか。この言葉で、世代がわかる。昭和30年代の初頭に生まれた連中はこの言葉をしっているはずだ。ノンポリ世代だからだ。「政治に無関心な人」のことだ。世間の事情に無関心なしらけた、そしてさめた人たちのことだ。

 1960年代、昭和20年代生まれの人たちのほとんどが学生運動に関わった人たちだ。情熱的な人たちだ。そして、その後に遅れて現われた世代が「ノンポリ」だ。もう時代の決着はついていたのだ。

 そして、その一人が私だ。

 今日、いろんな知識人が興味深いブログを展開しているが、私のブログと決定的に違う点がある。私のブログは「ノンポリ」なのだ。もっと社会経済や企業経営について書いてほしいという人もいる。しかし、私はダメな経営学者で、まだそんなことに関心がないのだ。

 私のブログは、以下のような井上揚水の「傘がない」の世界(忘れてしまって不正確だが)なのだ。ということに、つい最近気づいた。そんな私のブログを以外に多くの人たちが読んでくれていることに感謝している。

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http://www.youtube.com/watch?v=ojb6rjenlHI

都会では、自殺する若者が増えている。

今朝きた新聞の片隅に書いていた。

だけども、問題は、今日の雨、傘がない。

行かなくちゃ。

君に会いに行かなくちゃ。

君の町に行かなくちゃ。

傘がない。

冷たい雨が僕の目の中に降る。

君のこと以外は考えられなくなる。

それはいいことだろう。

ゼミについての私の思いつき

 今回、菊澤ゼミの説明会、オープンゼミに来てくれた学生、ありがとう。

 2年生は、ゼミに対して、いろんな思いがあると思う。いろんな野望を抱いているかもしれない。

 ゼミに入れば、就職がしやすいかもしれない。ゼミには入れば、役に立つ知識が得られるかもしれない。ゼミにはいれば、可愛い子がいるかもしれない。

 しかし、そんな思いで、ゼミに入ってくると、2年間はとても長くて飽きてしまうのだ。ゼミを就職の手段と考えている人は、就職が決まる4年生の5月か6月以降はゼミはじゃまになるのだ。可愛い子がいるかもしれないと思って入ってくる人は、入ったとたんに女子学生がいないことことがわかると、ゼミは苦痛になるのだ。

 ゼミというのは、実は人生でもっとも無駄なことをするところなのだ。学問をすることは世の中で最も無駄なことなのだ。

科学とは何か。人間というのは何か。企業の本質は何か。

取引コストという見えないコストをなぜ人間は把握するのか。なぜ人間は不条理に陥るのか。なぜ人間は不正を犯すのか。

「発明」と「発見」はどこが違うのか。「彼女は美しいということ」事実問題と「彼女が好きだ」という価値問題は異なる問題なのか。ヴェーバーの「価値自由原理」とは何か。

なぜ時価主義がよくて取得原価主義がだめなのか。動態論と静態論どこが違うのか。井尻の三式簿記など可能なのか。マテシッチの行列簿記はどこへ行った。

あるビジネスが成功するかどうかは、企業家がどれだけガンバッテも最後は社会が決定することになるのに、なぜ企業家はビジネスを展開し続けるのか。ヴェーバーのいう「エートス」とは何か。

モーツアルトの音楽とワークナーの音楽は、どこが違うのか。カントはなぜ人間の自由意志にこだわったのか。へーゲルはなぜ神の出現を弁証法で説明したのか。人間の自由と組織は両立するのか。

なぜポパーは科学的発見の論理はないといったのか。なぜファイアーベントは科学する場合、「何でもかまわないanything goes」といっているのか。帰納法と演繹法は非対称的である、その意味は帰納法は存在しないから、というポパーの意味はどういうことか。

真理は確定できないという言語分析の帰結をどう理解するのか。ハイゼンベルグの不確定性原理をどのように理解するのか。ヴィトゲンシュタインは哲学を抹殺しようとしたのか。

なぜ小林秀雄は、トルストイの文学を理解するのに、彼の実生活を知る必要はないといったのか。なぜドストエスキーの文学を理解するのに、彼の実生活を知る必要は無いといったのか。

 こんな答えのないことを、ときには寝ないで議論しあう。友人のアパートで議論しあう。合宿でも、徹夜でとことん話し合う。喫茶店でも、他の客の存在を無視して、大議論を展開する。泣きながら議論する。なんて素晴らしきムダなのか。そんなムダな時間を真剣に共有できるゼミ員と会えればいいのだ。

 私はずるい人間が一番きらいだ。そういった人間は、目先の利益や名誉とかをやたら追うものだ。その姿は醜い。そんな人は、菊澤ゼミには縁が無いので、ご遠慮願いたい。そんな人は、直ぐにゼミに飽きてしまうだろう。社会に出ても直ぐに見抜かれる浅はかな人間だ。

 ゼミにはいろんな面白い人間が集まってくる。そして、なんの利害も打算もなく話し合える仲間と会えるかもしれない。見たことも無い頭の良いやつがいるかもしれない。そんな人間とあえるのは、ほかでもなく慶応義塾大学の菊澤ゼミなのだ。

 私と人生で最も無駄な時間を過ごしてみたい人は、ぜひ菊澤ゼミに来てほしいと思う。大いなるムダに乾杯!!菊澤ゼミに乾杯!!

雑誌『販売革新』にインタビューが

 先月、雑誌『販売革新』の編集長である宮崎さんと編集部の竹下さんからインタヴューを受けた。その記事が雑誌『販売革新』11月1日号に掲載されているようだ。

 私は、まだ見ていないのだが、菊澤ゼミの酒井君がすでに読んでくれていて気がついた。宮崎編集長には、難しい私の話を非常に上手くまとめてくれていて感謝している。関心ある人は、ぜひ見ていただきたい。

 私がいま構想している新しい戦略論の一部が紹介されている。

月刊誌『販売革新』11月1日号

http://www.shogyokai.co.jp/hanbai/index.php

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