光文社新書『命令違反が組織を伸ばす』(3)
昨日、娘が誕生日プレゼントとして図書券がいいというので、横浜関内にある有燐堂の本店にいった。中に入ると、驚いた。入り口の新書コーナーに私の『命令違反が組織を伸ばす』があったからだ。
この場所には各社の代表的新書が置かれていて、光文社新書からは私の本と『東大教養囲碁講座―ゼロからわかりやすく 』が置かれていた。この本は売れており、私の本はまだ売れていないので、きっと本屋の期待感の表れだと思った。
しかし、同時に、この位置は何時まで続くかな、と心配になったりもした。実は、前に来たときには、『東大教養囲碁講座―ゼロからわかりやすく 』が一番上の段で目立つ位置に置かれていたのが、いつのまにか、私の本と同じ一番下の見えにくいところに移動していたからである。
今後、私の本は、出世して上の段に上るか、はたまた業績を上げられず、入口の新書コーナーから消えて、3階の新書コーナーの片隅に追いやられるか。今後もレポートしてみたい。
さて、話は変るが、昨日、「私は貝になりたい」をみた。内容は良かったと思うが、私が想像していた話とはことなっており、作者自身の人生の話であった。そのため、私の本との関連が少し薄かった点が、残念であった。しかし、来年、映画になるようなので、そのときに、私の本との関係性が知られるといいのだが、・・・しかし、そもそもそのときまで私の本が書店にあるかどうかが問題だ。
私の本を読んで、命令違反は過酷で困難で非現実的と思うかもしれない。
●良い命令違反の事例
最近、気になった事例がある。高野連からルール違反、命令違反として注意を受けるとことを十分知りつつ、決勝戦で敗れた広陵高校の監督が審判の判定に疑義を申し出た行動であり、(不正確だが、インターネット上で流れた記事を参考にした)以下のような言葉だ。
「審判の判定に疑義をいってはならないことを十分知っているし、そのことを子供たちに十分教えてきた。」
「しかし、高校野球をよりよいものにするために、私は罰せられてもいい。」
「子供たちは死ぬ気で試合をやっているんだ」
「子供たちの口から、絶対に言わせたくなかった。私が代りに言わないで、誰が言うのか。」
「私は、決勝戦での審判の判定には問題があったといいたい」
うちの家内は負け惜しみだというのだけれど・・・・・
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