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2006年12月

2006年12月18日 (月)

菊澤研宗編著『業界分析 組織の経済学』中央経済社 「2006年ベスト経済書」の32位

中央経済社社長のお褒めのお言葉に続き、いいニュースを中央経済社の市田さんから御連絡ありましたので、宣伝します。65730_3

菊澤研宗編著『業界分析 組織の経済学』中央経済社が

現在発売中の『週間ダイヤモンド』(12/23号)の
「2006年ベスト経済書」の32位に(16ポイント)
ランクインしました。

みなさん時間があれば、ぜひ今週の「週間ダイヤモンド」を
開いてみてください。

「週間ダイヤモンド」

http://dw.diamond.ne.jp/number/061223/index.html

2006年12月16日 (土)

新著『業界分析 組織の経済学ー新制度派経済学の応用』の魅力

 今回は、新著『業界分析 組織の経済学ー新制度派経済学の応用』中央経済社の魅力について、説明してみたい。本著を担当してくれた市田さんから、中央経済社の社長から拙編著の内容に対して、ちょっとしたお褒めをお言葉を頂いたという話をお聞きしたので、書いてみたいと思います。

(1)新制度派経済学を構成している取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論については、最近、徐々に理解されはじめているが、その理論を用いて実際にどのようにして現実を分析するのかについては、まだよく知られていないように思う。この点で、本書は様々な業界に新制度派経済理論が応用されているので、非常に参考になるのではないかと思う。

(2)特に、最近、取引コスト理論がブームとなっているマーケティング分野や国際経済学分野の大学院生にも読んでもらいたい。もちろん、数式は一切使用していないので、学部学生でも簡単に読めると思うし、卒論の参考にもなると思う。

(3)また、本書が扱っている業界やトピックスは意外におもしろい。特に、最近はやりのコンサルティンファーム業界、ヘッジファンド、ベンチャーキャピタル業界、ナレッジマネジメント、情報システム導入戦略など、よくわかっていない学生が意外に多い。そこで、私の学部ゼミでは、就職活動前にこの本を輪読し、パワーポイントで説明させて各業界を理解してもらっている。さらに、各章を担当してくれた社会人に直接ゼミにきてもらって、さまざまな話をしてもらっているので、ゼミは大変盛り上がっている。

(3)さらに、この本は「組織の経済学」というタイトルであるが、内容的には「戦略の経済学」的な側面もあり、この点も学べると思う。各業界における企業が今後どのような戦略を展開しないと、生き残れないか。こういった点も学べると思う。

(4)最後に、この本の各章の担当者が社会人のために、それゆえ秘密保持のため、具体的な企業の事例を展開することができなかったのが残念である。しかし、それが逆にこの本の陳腐化防止になっていると思う。

 以上のような特徴をもっているので、もし興味があれば、ぜひ手にとって読んでいただきたいと思う。

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http://www.amazon.co.jp/gp/product/4502657301/ref=pd_bxgy_b_text_b/250-8250760-0785039

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9981118397

http://www.junkudo.co.jp/view2.jsp?VIEW=author&ARGS=%8B%65%E0%56%81%40%8C%A4%8F%40

2006年12月11日 (月)

試験と教科書に関する個人的考え

 また、期末試験の季節がやってくる。学生も、少し気になる季節だろう。本日は、「試験」と「教科書」の関係について、学生からよく質問されるので、少し個人的で独断的な意見を述べてみたい。

 私の場合、ほとんど自筆のノートと教科書持込可という条件だ。以下、良くある質問に対する私の答えはこうだ。

(1)教科書は買っておいた方がいいか。

「もし国語表現能力に自信のない人は買った方がいい」と私は答えることにしている。講義の内容を理解していても、表現が悪いと、あるいは文章が下手だと、どうしても「A」あるいは「優」を与えられない。われわれは、答案用紙の回答文しか読めないからだ。文章に自信があり、講義に出ている人はなくても大丈夫だと思う。

(2)教科書の内容をそのまま写してもいいか。

 私が学生のときには、そのまま写すと先生は「こいつは何も考えずに写しただけだ」と思われるかもしれないので、がんばって少し変えて書こうと思っていたが、いざ自分が教官になって分かったことだが、実は私に限っていえば、そのまま写してもらった方がはるかに嬉しいのだ。

 恐ろしいことに、自分の文章というものは何年経っても憶えていて、試験の答案用紙に自分の一文が書いてあったりすると、即座に「これは私の文だ。チャンと教科書を購入したんだなあ」と認識でき、少し情けないのだが、気分がよくなったり、嬉しくなったりもするのだ。

ということで、私個人に限っていえば、どんどんテキストを写しても構わないということだ。ただし、答案用紙の幅と時間が限られているので、そのまま写すと時間がなくなるケースが多い。事前に勉強していないと、4問中2問しかとけないとか、5問中3問しかとけないという場合もあるので、注意が必要だ。

(3)逆に、教科書以外は持ち込み禁止だし、特に他人が書いた本の文章などを書くことは禁物だ。逆に、われわれ教官は他人の文章にも異常に敏感だ。見たことも、言ったこともない文章を書かれると、最悪だ。「こいつは誰の講義を聞いて書いているだ」とか、「こいつは全く講義を聞いていないな」などと考えてしまうので、最初から批判的に厳しい評価をすることになる。これは絶対にしないことだ。マイナスとなることまちがいなし。

(4)教科書を購入しないでがんばって書く場合、講義で話していた小話などを上手に書くと、こちらは感動するものだ。「こんなことまで聞いていたんだ」と思い、感動するのだ。これもテクニックだ。

以上。

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