新著書『組織の経済学入門ー新制度派経済学アプローチ』
10月25日に、新著書が発売されます。
菊澤研宗著『組織の経済学入門ー新制度派経済学アプローチ』有斐閣 2300円
この本は、取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論をわかりやすく説明しています。さらに、最近の行動経済学、進化経済学、法と経済学にも触れています。ミルグロム=ロバーツの『組織の経済学』やベサンコ『戦略の経済学』を読む前に、この本を読むと、組織の経済学分野により馴染むことができると思います。
本書は、以下のより、注文可
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有斐閣
http://www.yuhikaku.co.jp/bookhtml/comesoon/00019.html
目次
第1章 組織の経済学登場の歴史
第2章 取引コスト理論
2.1 取引コスト理論の基本原理
2.2 取引コスト理論と組織デザイン
2.3 取引コスト理論と経営戦略
2.4 取引コスト理論とコーポレート・ファイナンス
2.5 取引コスト理論と組織・戦略の不条理
第3章 エージェンシー理論
3.1 エージェンシー理論の基本原理
3.2 モラル・ハザードとアドバース・セレクション・モデル
3.3 エージェンシー理論とコーポレート・ガバナンス
3.4 エージェンシー理論と組織形態
3.5 エージェンシー理論と人事労務
3.6 エージェンシー理論とコーポレート・ファイナンス
3.7 エージェンシー理論と組織の不条理
第4章 所有権理論
4.1 所有権理論の原理
4.2 所有権理論と環境問題
4.3 所有権理論と企業組織
4.4 所有権理論と経営戦略
4.5 所有権理論と組織・戦略の不条理
第5章 新しい組織の経済学アプローチ
進化経済学・行動経済学・法と経済学・ゲーム論
紀伊国屋でも、以下のように注文可能です。
紀伊国屋
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どうも。ささきです。それで、早速、読ませていただきました(もちろん購入させていただきました)。
教科書という触れ込みなのですが、この本を杖として、ミルグロム=ロバーツの分厚い本にチャレンジしようと思います。また、参考文献が付いているので、今後の研究の参考にさせていただきます。
投稿: ささき。 | 2006年10月28日 (土) 午後 10時23分
菊澤です。
コメントありがとうございます。
また、早速、拙著を購入していただき、感謝しております。内容は、いかがでしょうか。
経済学というよりも、特に経営・商学分野の学生に、ぜひ組織の経済学を学んでもらいたいと思っています。特に、他のテキストに比べて、取引コスト理論が充実しているはずです。
そして、この本を読んで、勢いを付けて、ミルグロム=ロバーツやベサンコの分厚い本を読まれることをお勧めします。
投稿: 菊澤 | 2006年10月29日 (日) 午後 02時19分