心のバイアス:経済心理学入門
経営学史学会が熊本学園大学で開催された。私は、報告者としてANAニュースカイホテルに宿泊した。大学へのアクセスが悪く、ホテルに着いたときから、どのようにして会場の大学に行くのか気がかりだった。
学会報告、当日、同じホテルに宿泊した先生が、朝食のとき、ホテルの横を流れる川沿をゆっくり歩いて行くと、1時間ぐらいで自然に大学につく、と長老の先生から聞いた、といっていた。そのとき、なぜか。私は美空ひばりの「川のながれのように」のタイトルを思い出した。しかし、私は報告者の一人だったので、熊本まで来て、ウエイトトレーニングをする余裕は全くなかった。
とりあえず、その日の朝、街の中心の交通センターにバスで出ることにした。交通センターというほどだからバスがバンバン走っていると思った。ところが、交通センターでも、土日は大学へのバスがほとんどない。本日、唯一のバスがすでに出て行ったばかりだった。
そこで、急遽、作戦変更となった。朝食で会った先生が、「昨日、路面電車に乗って水前寺公園までいってみたら、意外に大学に近かった」といっていたことを思い出した。そこで、まず水前寺公園まで行き、そこからタクシーで、という作戦に変更した。
しかし、どうやって水前寺公園に行くか。これが問題となった。そこで、明らかに地元の人だとわるおばさんを見つけて、たずねた。しかし、通じなかった。相手のおばさんは首をかしげた。
「熊本は言語が違うのか?」と一瞬思った。
しかし、次の瞬間事態を把握した。
私は、「水前寺公園」を「きよみずでら」と言っていたのだ。「清水寺(キヨミズデラ)に行くにはどうしたらいいのですか?」 と聞いていたのだ。
おばさんもびっくりしただろう。「熊本駅から、福岡へ、そして新幹線・・・・・」などと考えたかもしれない。しかし、おばさんもしばらくして気づいて「ここは京都ではない!」と注意されてしまった。
これはボケとツッコミではなく、私の中の心のバイアス、まさに経済心理学的な現象なのだ。
ちなみに、朝、私にいろんなアドバスをしてくださった先生と、大学で会ったのは昼。
「川沿を歩いてみました~~」と汗だくだくで、真っ赤な顔をされていた。
うわさを検証するとは、さすが学者。しかし、学会自体は観念論の世界だった。
























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